御嶽山火山防災協議会開催
昨日、14日に木曽合同庁舎において御嶽山火山防災協議会が開催されました。三年前の突然の御嶽山噴火は、死亡者58名、未だ行方不明の方が5名という我が国の火山災害史上、最大の惨事となってしまいました。
また、地元の観光業にも暗い影を落とす結果となり、今なおその影響は残っており、災害前の状況には遠いものがあります。
この協議会は、活動火山対策特別措置法に基づき、御嶽山において想定される火山現象の状況に応じた警戒避難体制の整備を行うために長野、岐阜両県と被害が想定される木曽町、王滝村、上松町に加え高山市、下呂市が共同で設置したものです。
協議会には、国(国土交通省、防衛省、林野庁、気象庁)や大学研究機関、消防本部などの公的機関の他に事業を営んでいる民間企業など様々な関わりを持つ団体の皆さんが集まり情報を共有しました。
噴火警戒レベルは昨年8月にレベル1(立入規制継続)となっていますが、つい先日の群馬白根山噴火に見られるとおり、日本列島の活火山ではいつ起こってもおかしくない状況です。
活動報告においては、情報伝達訓練や現地での実際に聞く事が出来る範囲の調査、ロールプレイング型の図上訓練などの取組の状況などの報告がありました。二度と悲惨な火山災害を起こさないためにも継続した取組みが求められています。
なお、今回、役員改選があり、私が副会長に就任することになりました。直接的には御嶽山の管内の町村ではありませんが、被害が予想されるエリアがあることから務めさせていただくことになりました。
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