木曽観光地域づくりへの一歩踏み出す
9日、木曽文化公園会議室で木曽観光地域づくり戦略プロジェクト会議のメンバーによる中間報告会が開催されました。これからの観光を通じた地域づくりについて昨年6月から10回に亘り、各町村から集まった25名の方が一年間かけて検討して来たものです。
報告に先立ち大正大学地域構想研究所の清水槇一教授から「観光地域づくりと推進組織のあり方について」と題した講演がありました。
清水教授から「何のために税金を使うのか」、「持続可能な地域を創っていく事が豊かな地域創りに繋がる」「全国で自分の故郷の良さに気が付くのか、気が付かないのかの競争になっている」「30年後、50年後にどの様な地域になっているのか、あるべき姿を求めていかなければならない」など共感するお話もありました。また、最後に「その地域にしか無いもの、事が大事である」との言葉は私が先日の施政方針で述べた"森林浴発祥の郷"づくりにも繋がっていくものと考えられ、背中を押して頂いた思いでした。
報告会では、共通のコンセプトの報告に続き、「チームのりのり」、「チーム興味しんしん」、「チームかんぱい」、「チーム七転八起」の四つのチームに分かれそれぞれの視点から報告がありました。
▼清水教授の講演風景
▼今回のプロジェクトチームのコンセプトを発表。
Educated(広く歴史、文化に関する知識を持つ)、Dynamic(行動的で、新たな体験に挑む)
Open-minded (異文化に対する受容度や好奇心が高い)
そうした人をターゲットとするというプロファイリングを発表しました。頭文字を取り"EDO"(エド)に響くような素材を最大限削ぎ落とし尖らせ、グローバルに展開する事をPRして行くとのことです。
チーム"のりのりさん"のメンバー発表です。木曽に伝えられてきた個性豊かな祭りを通じ、木曽の人になる旅〜祭ーリズム〜や氷雪の灯祭りに加え、木工工芸品の木の灯をファミリー、カップルをターゲットとした企画を発表
▼チーム"興味しんしん"の発表です。木曽の四季をブランドイメージしたこの地ならではの体験を提案しました。
▼チーム"かんぱい"の発表です。木曽ヘルスツーリズムの推進について提案がありました。上松を"森林浴の郷"として町づくりの礎にしたいという私の考えに近いものでした。
*すみませ〜ん。発表を聞くのに夢中で写真が撮れていませんでした。
▼チーム"七転八起"の発表です。観光地域づくりの学校、木曽路ガイド百人計画、木曽路百軒計画の三つの事業プランを提案し、木曽全体の観光を統括する組織を提唱しました。
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