友好の証(豊明市甲冑同好会よりの寄贈)
昨日、豊明市甲冑同好会の大中隆行会長さんが来庁され甲冑3領が寄贈されました。主要材はダンボールで作られたものですが、そのダンボールも試行錯誤の結果、特注の物だそうです。また、布地部分は裏地も含め本格的な造りで京都から取り寄せた物だそうです。
豊明市は戦国時代に天下の勢力図を大きく変えた"桶狭間の戦い"が繰り広げられたという歴史があり52年前から慰霊行事が続けられていたそうです。甲冑を作るきっかけになったのは、30年前に祭りの反省会でお酒が進む中で「どうせ古戦場祭りやるんだったら甲冑作ろうと盛り上がったのが始まりです」と大中さんは笑っていました。
その後、仲間とともに公民館活動を通じて甲冑づくりに努めてきたとのことです。
今では、古戦場祭りは遠方からや外国の方も甲冑を着けて参加するイベントとなり、女性も小袖姿で戦国時代を思わせる行列で賑わうとのことです。甲冑の無い人には会で作った物を貸し出してくれるそうです。
そうした風情は南木曽町妻籠で行われている「文化文政風俗絵巻行列」に似ていると思いました。
大中さんに早速、甲冑を着させて頂きました。本物だと40〜50キロあるそうですが、寄贈して頂いた甲冑は、その10分の1だそうです。
昨年、豊明市を訪問した折にも着させて頂きました。その時は普通のサイズでしたが、今回は私のために少し大きくしたと大中会長さんは話していましたが何故か周りの職員は笑っていました。
その後、子供たちにも作って頂いたとのことで、小学校と保育園を訪れました。保育園の子どもたちは次は自分と次々に手を挙げて着たそうです。
飾っておくだけではもったいないので、何か活用できる機会があれば使ってみようと思います。
△付け方を説明する大中さん
△今回寄贈された3領の甲冑
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