第27回長野県町村会定期総会開催

大屋誠

2018年10月17日 13:42

16日、長野市において第27回長野県町村会定期総会が開催され出席しました。
藤原会長(川上村長)から「全国で自然災害が多発している。大阪の地震、西日本豪雨、北海道胆振の地震などが相次いで発生し、改めて亡くなられた方々の御冥福を改めてお祈りする」という挨拶があり、それぞれの被災地に見舞金を県庁村会として贈らさせて頂いたという報告がありました。
本県も急峻な地形が多く備えをしっかりと取り組んでいく必要があると挨拶されました。また、団塊の世代が後期高齢者となる2040年問題ついても触れ、更なる町村合併や道州制の検討も出てくるのではないかと話されていました。
来賓の阿部知事に三選の祝意を改めて伝え、加えて今後も更に町村との連携をして県政を進めて頂きたいと述べました。
阿部知事は来賓挨拶で「子どもや若者が希望を持てる」、「歳を重ねても安心して暮らせる」、「元気な産業が暮らしを支える」という3つの視点に加えて地域の思いに寄り添う県政を実現するために移動知事室を増やして行きたい、その為にも町村の皆さんの協力を頂きたいと述べていました。
総会は、平成29年度一般会計他7件の議案全て原案通り承認されました。
総会その他の議事において加藤長野市市長から菅谷松本市長との連名で「人生100年時代を見据えた新しい高齢者の定義について」の提案がありました。これは高齢者の定義が現在65歳であるものを75歳に引き上げて定義しようというものです。
この背景には高齢者の身体機能が5〜10年遅延し、若返り現象が見える、平均寿命が80歳を超えることから、65歳以上を高齢者という一般的な見方を変える時期にきているとの考えからだそうです。
この事で、元気な高齢者の方は、支えられる側から支える側になって頂く事を目指して両市で検討を進めて来たとのことで町村会においてもこの趣旨をご理解頂きたいとの事で、会として協力していく事で決定しました。
総会後、医学博士で健康科学アドバイザーの福田千晶さんから「リーダーが知っておきたい健康の常識・非常識」と題して講演があり、普段の飲酒や食生活や日頃の運動など、私には頭の痛い話、反省すべき事など貴重なお話を頂きました。
△藤原会長挨拶



△福田先生の講話



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