第63回木曽官材市売特別記念市、第34回日本美林祭
木曽官材市売が主催する第63回特別記念市、第34回日本美林祭が町内萩原地籍にある林業振興センターで開催されました。
この日は、王滝村の瀬戸川など郡下の山から伐り出された“木曽檜”を主とした五木を始め、“信州プレミアムカラマツ"約550立米が取引されました。
下河原土場にずらりと並べられた原木はそれぞれの地で数百年という歳月の風雪に耐えながら巨木に成長したという風格を示していました。
資料に「木曽檜」と「きそひのき」の2つの表記があったので、興味が湧き森林管理署の方にお聞きすると漢字表記が天然木、平仮名表記が人工林のものだそうです。
一昨年、全国植樹祭で天皇皇后両陛下がお手播きになる檜製の箱を上松技術専門校で作ったというので見せて頂いた事があります。天皇陛下の播かれる箱は天然木、皇后様が播かれる箱は人工林で育ったヒノキということでしたが、素人の私でも一目瞭然に分かるほど天然のものは木の色や艶、きめ細かい年輪が際立っていたのを思い出しました。
△下河原土場の様子
△木曽檜(王滝村瀬戸川の天然林で育った檜、樹齢は300年くらい?)
△信州プレミアムカラマツです。プレミアムと名がつくカラマツは、樹齢約80年を超えるものを云いますが、このカラマツは特に太いので90年は超えているのではと森林管理署の方は話していました。