木曽川と堀川・上下流繋ぐ交流会 in 名古屋
師走に入った1日の土曜日、私を含め木曽郡各町村からの参加者71名が参加し、“木曽川と堀川・上下流を繋ぐ交流会"が行われました。
今年、7月1日に堀川の皆さんが赤沢自然休養林を訪れて交流したことは本ブログでお伝えしたところですが、今回は上流の住民の方が名古屋市を訪問することになりました。
今夏、上松に来ていただいた伊東名古屋副市長さん、堀川千人調査隊の山田さん(元副市長)、事務局の服部さんなどにお出迎え頂きました。
最初の見学地である名古屋城本丸御殿については完成記念式典で本年6月に私は既に訪れていますので様子は知っていましたが、今回の訪問で天守閣の再建のため石積みの調査を行うという事で天守閣には足場が出来ていました。名古屋城が戦時中に空襲にあった時にその熱で傷んでしまったとの事でその状況を調査するとボランティアガイドの方から説明がありました。
△足場が組まれた名古屋城
△ボランティアガイドの桑澤英夫さんが見どころを説明してくれました。
△木曽との交流についての説明パネルがありました。
△本丸御殿再建に当たって駆使された匠の技を紹介したパネル展示がありました。
昼食後、堀川を船に乗って白鳥まで下ります。堀川は10年ほど前は家庭雑排水が流れ込んだり、ゴミのポイ捨てなどで非常に汚れた川であったそうですが、市民と行政がタイアップして浄化する取り組みが始まったとの事で、今は堀川千人調査隊の皆さんが独自で浄化の状況調査を行なっているとのことでした。
△遊覧用の船です。
△秀島栄三先生(名古屋工業大学教授)が堀川の浄化の取り組みを説明してくれました。ちょっと暗くてすみません。中央西線の金山駅付近を通過しましたが、お堀から望む風景は違うものがありました。
△白鳥庭園の見学、ここは名古屋デザイン博の会場で使われたとの事です。それ以前は貯木場としての歴史があったとの事です。その名前に相応しく白いユリカモメが歓迎してくれました。
△木曽との歴史を大事にして頂いており、庭園の中に御嶽山や寝覚の床を表現した築山や流れがありました。写真は寝覚の床です。
最後に"熱田白鳥の歴史館“で白鳥の木材産業の歴史を中部森林管理局名古屋事務所の木島伸悟副所長から説明を受けました。私もある程度は林業のことについては知っていたつもりですが、木曽川から下った木材が海に運ばれてどうやって堀川の白鳥の貯木場に運ばれたかなどの疑問が解けました。また、講話中には森林鉄道が開設する前、木曽川にダムが出来る以前の約90年前の貴重な川流しの映像もあり、本当に勉強になりました。
全ての見学が終わり、参加者からの意見や感想を聞いて予定時間を大きくオーバーして終わりました。
△皆さんで記念写真
なお、今回の実施においては参加者希望者が多く、直ぐに定員に達してしまったとの事で、希望しても参加できなかった方がいたとの事で申し訳ありませんでした。
是非、次回楽しみにしてお早めにお申し込み下さい。
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