旅立ちの時(その4 ねざめ学園)
今日、児童擁護施設「ねざめ学園」の卒園式があり、木曽郡町村会長の代理として出席しました。
本年度は高校を卒業し、県内の大手メーカーに就職するR君と上松中学校を卒業して自宅に戻るKさんの2名の卒園生を送り出しました。
二人とも小学校5年生の時からねざめ学園の生活をスタートし、R君は7年半、Kさんは4年半の学園での生活に終わりを告げます。
入園当初は突然変わった環境に戸惑い、不安を覚え、時には泣くような事もきっとあったと思いますが、職員の先生方が温かく、時には厳しく接していただく中で成長して行ったものと思います。また、既に卒園した先輩や後輩たちとの交流の中で集団生活を送る喜びや厳しさなど数多くのことを学んで行ったと思います。
卒園する二人の立ち振る舞いを見ていると本当に誇らしげで自身に満ちた表情をしていました。R君は高校時代にスポーツでバドミントンで頑張り、色々な資格を取得したとの事です。また、Kさんは吹奏楽部に所属し、学園の地元のお祭りで「浦安の舞」を披露していたのを覚えてます。将来は保育士を目指したいとの事、きっと優しい保育士さんになれると思います。彼女にくっついて離れない幼子もおり、学園の子供たちの絆の深さを感じさせる一コマを見させて頂きました。
これから生きていく中でも辛いことや悩む事があるかもしれませんが、この二人ならきっと大きく飛躍してくれるものと思いました。
職員始め、地元地区の皆さん、多くのボランティアの皆さんに感謝です。
上松をいつまでも故郷と思い、いつでも帰ってきてくださいと話すと力強く頷いてくれました。
△玄関前で羽毛田社協会長の記念撮影、式の様子はプライバシーに配慮して撮影NGです。
△町の調理師会の皆さんがこの日の為に特別なお弁当を作ってくれました。
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