匠の道への一歩
11日に上松技術専門校の入校式が行われ、晴れて31人の皆さんの一年間の訓練が始まりました。
毎年、全国から新入校生が来ますが、今年は文字通り、北は北海道から、南は沖縄県から上松の地にお越し頂きました。
年齢は、18歳から60歳と親子ほどの違いがあります。また、社会人としての経験のある方、高卒で直接訓練生活に入る方など様々ですが、これが上松技専の特長ともいえると思います。
明日から訓練が始まります。6月くらいまでは、午前は座学、午後はカンナ刃の研ぎの実践などがあります。今は、道具などは使い捨ての物や全て交換することが多いのですが、上松の訓練の特長はカンナを自分で調製する事です。
「職人は道具ができれば一人前」の言葉通り、カンナの刃を研ぐ時には、最初のうちはガヤガヤやっていますが、そのうちに黙って黙々とその作業に没頭します。その後ろ姿は修行僧のようです。
そんな厳しくも、作品が出来上がった時の喜びを感じることが出来る一年であって欲しいと思いました。
△新入校生の皆さんです。横には自分の服など入れた荷物を置いているのも技専らしい入校式です。
△的場校長先生の式辞
△入校生代表の宣誓
△訓練を待つ機械類
△専門校から臨む木曽駒ケ岳
関連記事