偲ぶこと

大屋誠

2020年05月11日 11:39

 先週金曜日に大変お世話になった方の訃報に接しました。県職員現役中、そして現職になってからも大変お世話になった方で、何をおいてもお悔やみのお見舞いにとお住まいの自宅を訪ねましたが、どうもお留守のようでひっそりとしていました。
 家の事情に詳しい方にお聞きすると、ご家族の固い意向で家族葬でとの事、コロナによるものでなく病気によるものであるとお聞きしました。
 生前、いつも明るく、お元気で話され、地域の実情にも明るく的確なアドバイスを頂いた方で、これからの町の将来についていろいろと語りたい方でした。
 私の毎日の日課で、新聞のお悔やみ欄を必ず最初に見ますが、ほとんどの記事は「近親者のみで執り行いました」との記載ばかりです。
 本当にお世話になった方に最後に一目でもお顔を拝見し、お別れする機会をも奪ったコロナが憎いと同時に、新しい生活習慣、スタイルというものがこうした事を通じて浸透していってしまっては余りにも悲しく寂しいものがあると感じるのは私だけでしょうか。