待ち遠しい
ソーシャルスタンディング、ステイホームなど最近耳にするのは分かったような分からない英語を聞きます。
それはさておき、人とはやはり一人では生きていけない社会性のある動物(失礼かな?)と思うようになりました。先の英語でソーシャルスタンディングは感染を防ぐために間を置いて下さいとの事ですが、人との間合いというものがいかに大事で貴重なものであったのかと感じるこの頃です。
突然ですが、私の昔から好きなテレビ番組に「吉田類の酒場放浪記」(具体的に出しても差し支えあるのかな?この際流れでご容赦を)という番組があります。
吉田類さんは作家、酒場ライター、タレントなど多くの顔を持つ人で、番組自体が「酒場という聖地へ 肴を求めて彷徨う・・」というフレーズのとおり、単なる変わったオジさんが酒場を訪ねて歩くという番組です。
始めて見たときは酒場の銘料理を紹介するでなし、美味しい銘酒をドーンと押してくるでなし、美人の女将が居るでなく、ビールでも日本酒でも焼酎でも何でも良いというこんな番組誰が見るんだろうと思った。
ところが、店に入って常連さんや店の人との会話の中で凄さを感じるのは、お仕着せでなく、かと言っていやらしい控えめを感じさせるでもない、ずっと前からそこにいたという雰囲気を醸し出している不思議な感覚を感じさせてくれることに気がついた。
不思議なのはその間合いであると私は思った。その後、可愛いタレントさんを引き連れて多勢で押し掛けて飲むような番組が出て来ましたが、吉田さんの足下にも及ばない感じがする。この番組をプロデュースした方は人選ともに凄いと感心しました。
居酒屋での会話や他人が喋っている会話も楽しみの一つですが、そんな日常が早く来ればと願う今日この頃です。
単なる酒飲みの愚痴になってしまいました。
関連記事