木の香あふれる

大屋誠

2020年07月03日 12:52

新庁舎建設に当たって利用される木材がJAS規格の認定が終わり、来週、木材納入業者から建設業者に引き渡されることから現物を見て欲しいとの話があり、木材が保管されている木曽官材市売に出かけました。

 官材市売の展示する場所はいつもひのきの香りが全身に頭から降って来て全身に浴びるような感覚になりますが、今日は新庁舎建設に使われる“木曽ひのき”が約1,390本ほど入っているので、いつにも増していい香りが全身を包んでくれます。

 木曽森林管理署のご協力も頂き、一昨年から木曽管内の国有林の中で選りすぐりの材を市に出して頂き、地元業者さんが買い求めて新庁舎建設の為に落札したものです。

 建設予定地は準防火地域であるため、燃えにくい材に加工する必要もあり、また、一定の強度が必要なためJAS認定が必要となり、いくつかの工程を経ての納入となりました。

△JAS認定の材、燃えにくい加工やJAS認定ができるところが限られており、岐阜、愛知県で行われました。積んでいる関係で逆に見えますが、JASのマークが見えます。



△一番長いのは6mです。



△ちょっと見えづらいですが、使う面を指定しています。木材は育って来た年数と同じくらいの年数で年々強度を増していくとされています。



 来週引き渡された後、プレカットされて建て屋の工程となって来ます。