盾と矛
長かった〜、本当に長かった〜、そして九州から東北、全国津々浦々まで大きな被害をもたらした令和2年7月豪雨と名付けられた梅雨も今日8月に入ってようやく梅雨明けとなりました。
その一方で、新型コロナウイルス感染症患者が全国各地で急激に増えています。
国の危機を叫ぶ言葉として「内憂外患」という言葉がありますが、世界的な流行もみれば内憂外患プラスαというべき状況なのではないかと思います。プラスαはの意味は紛争、戦争では時として勝者や敗者がいるのに対して、勝者も敗者も、その存在が無いというのが今回の状況だからだと思います。
世界のリーダーの真の力量が試されるときに、選挙事情などで自分のやったことに対して自分で賛辞を贈るという事があまりにも多いのではないかと感じています。
また、毎日感染者数等が更新されますが、数値が本当の事なのか、隠されてしまう事がないのかなど国の体制によって大きく異なっており、そうしたことが一番怖いと思います。
以前に取り上げた事がありますが、コロナ対策の難しさとしてアクセルとブレーキを同時に踏んでいる中で対応しなければならないという難しさの中で対応していく必要があると掲載した事があります。
今、国では感染症流行への対策と経済の復興を同時並行にやっています。go to トラベルキャンペーンもその一つですが、タイミングの問題など様々な議論があります。
私自身、そうしたことにこれが正解だと言えるものはありませんが、やはり正確な情報を出していただくことと、危機管理の一番重要なこととして、最悪のケースを想定して対応する事が必要と思います。
ワクチンが数ヶ月で出来るということや何千万人に用意したとかは高病原性鳥インフルエンザ、いわゆる新型インフルエンザにおいても、以前、流行した事で話題となったマーズやサーズにおいても現状では残念ながら臨床までの段階に至っていないのが現実と聞いています。
恐怖を煽ることだけでは何も解決出来ない事です。今はまさに中国の故事による盾と矛、いわゆる矛盾の中で一人ひとりが出来る事を確実にやることしかないのかと思います。
△今年も住民に知らせてくれた警報の役目を果たす木曽川の蛙(かわず)岩も少し小休止です。
昔は岩の周辺にはアワブチと呼ばれた淵がありましたが、今では昭和58年災害の折だと記憶していますが埋まっています。また、蛙岩も少し上流側を向いていました。これも歴史です。
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