もう少しで再開園

大屋誠

2020年08月04日 06:58

 先の7月豪雨災害により、不通となっている赤沢自然休養林へ通じる道路について通行止め解除に係る打ち合わせがあるとの事なので現地に行ってきました。
 被災翌日から国有林を管理する木曽森林管理署や中部森林管理局に対応をお願いしてきました。また、復旧のために重機等機材が入れないので、そこに繋がる上松御岳線の幅の津地籍の道路復旧についても木曽建設事務所にお願いして早期に復旧する事が出来ました。
 しかしながら、崩落現場上部から湧出する水があり、通行するには安全をしっかり確認してからでないと出来ないため、現在まで通行止めを継続しています。現場の様子は職員から聞いていましたが、まだ湧水がずっと流れ出る状況が続いていました。

△赤沢と黒沢分岐から500m地点の現場です。土嚢の下部に湧水が見えます。


 森林管理署で土嚢を積んで頂いています。町がこの上に更に土嚢を積み上げ、安全対策を講じます。つい先日まで雨が降っていたので、復旧工事も湧水の状況を見ながらやっていました。
 今週末の3連休までには開通をと願っていましたが、現場の湧水が落ち着かなければ安全が図れないということで、この3連休に休日返上で対応し、確認後、お盆前の再開園をする様に準備しています。
 「夏の赤沢に遊びに来て」と言いたいのですが、この頃の新型コロナ感染症の状況ではなかなか声高く言えないのが現状です。
 でも、町内の方、県内の方など免疫力を高めるという赤沢の森林浴を少しでも楽しんで頂けたらと思います。
 なお、再開園については町の広報、観光協会のHPでお知らせしますので、お越しの際は是非確認の上お願いします。
 他に一箇所、土砂が道路に出て来ているところがありましたが、それもすっかり除去されていました。
△現場の様子です。



△赤沢自然休養林の園地は、あの災害が嘘のように、いつものとおり透き通った水が流れる様子を見せていました。



 ひのきに守られた森林は豪雨にも負けない強さを見せてくれました。


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