木曽ねざめ学園移転への一歩

大屋誠

2020年09月11日 17:57

 10日、児童養護施設「木曽ねざめ学園」の移転新築に係る安全祈願祭が執り行われ出席しました。
 学園は、木曽社会福祉事業協会が運営する施設ですが、施設の老朽化が進み最近では電気施設にも支障が来たして来ているとのことです。
 現施設に近い旧荻原小学校の跡地の町有地を活用して新たに建設されます。
 児童養護施設には家庭の事情などで親元を離れた子どもたちが『我が家』として暮らします。毎年、卒園式に招かれて出席しますが、生まれて間もない時から暮らす子ども、事情があって故郷を離れて暮らす子どもなど様々です。用があって園に行くと子どもたちから「こんにちは〜町長さん何しに来たの」などと明るく声をかけてくれます。
 今までは、大部屋に住んでいましたが、我が家の雰囲気に合わせてユニット型の施設になるとの事です。
 来年春に完成の予定ですが、昔の荻原小学校の場所に子どもたちの元気な声が還ってきます。地元の皆さんから施設について「是非この地区から出て行かないで」という声がありました。補助金を所管する担当者からはそうした声が一番大事との事で国の補助金も付き事業があっという間に進みました。
 今から子どもたちも楽しみにしていると思います。子どもたちの為の備品購入に充てるためにインターネットを使った寄付金集めのクラウドファンディングも予定の150万円を超えて5倍以上の750万円を超えたそうです。地元地区の皆さん、町内、郡内や県外からも集まり、担当職員の人はあまりの反響にびっくりされ、「子どもたちのため大事に使いたい」と言っていました。

△安全祈願祭の様子、田上理事長の刈り初めの儀です。




 

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