敬老行事(町の元気な百歳を祝う)
9月21日の敬老の日を前に町内の百歳以上の方のお二人の長寿を祝いにご自宅を訪問させていただきました。
一人目は今年102歳を迎えられた倉上さん。今でも畑に出て作業をし、教えていた書道を日課としているとの事です。耳も不自由な事なく、自分でほとんどの事はできるとの事でした。
居間に行くとお茶を振る舞ってくれました。お茶とは言っても本格的な茶道の抹茶です。随行した職員も102歳の方が入れてくれたものですので、緊張しながら美味しく頂きました。
お世話をする息子さんが自動車を買ってナンバーを『105』としたとのことで、母に「何で105にしたか分かる」と聞いたそうです。それは105歳までは元気でいて欲しいとの事でした。
長寿は家族の愛も必要と思わせてくれるエピソードでした。
△お祝いを受け取る倉上さん
二人目は越さん100歳です。越さんは昔私の生まれた地区で住んでおられたことがあり、昔話に華が咲きました。「関東大震災の時に上松も揺れて大変だった」などの話を聞くと生きてきた歴史を感じます。
また、越さんは本家の姉さんに対して「姉さんが居なきゃ、ここでこんなに長く暮らせなかった」と感謝していました。その理由は「昔、私がここに来たときには『街から来た』というようなこと言われ、馴染むのに本家の姉さんが分かってくれた」と亡くなった本家の姉さんを懐かしむように話し、ちょうど来ていた今の本家のお嫁さんに「今はこの人が母代わり」などと歳下の本家のお嫁さんに冗談を言っておられました。
△越さんの様子
訪問させていただいたお二人は二年前にも訪問させていただきましたが、その時と同じで全然お変わりなくお元気でした。
『やっとかめ』は上松の方言で、“ご無沙汰していました。お久しぶりです。”というような意味ですが、次にお二人にお会いする特に『やっとかめ』と挨拶出来ることを楽しみにしたいと思います。
注)今回は許可を得て本人が映った画像をお送りしています。
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