治水に願う
10〜11月にかけて来年の予算確保に向けていろいろな団体が大会、総会を開きます。しかしながら今年はほとんどが書面で決議するという形での開催となっています。
そんな中ではありますが、徐々に通常に戻そうという動きも出ています。19日に三重県津市で開催された「中部地方治水大会』が開催され、本当に久し振りにそうした規模への大会開催となり参加しました。
出来るだけ人との接触を避けるため移動も公共交通機関を使わず自動車での移動としました。
中部地方治水大会は中部圏の長野県を含め、6県で構成する大会で毎年持ち回りで開催しており、本年は三重県の当番ということで、建設したばかりの“津市久居アルスプラザ“で開催されました。
治水というと思い出すのは平安時代の院政を初めて行った白河法皇の「鴨川の水、双六賽、山法師。これぞ我が心に叶わぬもの」と逸話を思い出します。昔から川を治めることは為政者の頭を悩ましていたと想像しますが、近年の豪雨や台風による災害を見れば白川院もどう思うのでしょうか。
今年から災害に備えた対策としてダムの事前放流が行われるようになり、木曽川においても行われ7月豪雨の際にも効果があったと報じられました
配布された資料を何気に見ていましたら、国土交通省の藤巻治水課長さんが講演する中に、私大屋、貴舟大桑村長、向井南木曽町長の三人がダム管理者へお礼に行った時の様子の新聞記事が載せられておりビックリしました。
本省の幹部の方もそうした事に関心を持っている事に喜ぶとともに、参加していて良かったと向井さんと話しました。大雨、豪雨の危険は季節的には減ったとはいえ来年の事を考えると更に気を引き締めなければと考えさせられる大会となりました。
△大会の様子です。座長は末松鈴鹿市長です。余談ですが、「末松という姓は南木曽町にも多いですが、南木曽の出身?」と向井町長に聞きいたら「南木曽の末松姓は三重から来ているらしいですよ」と教えてくれました。こうしたミニ耳学も旅の良さです。
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