上松にご縁(おぶせ藤岡牧夫美術館訪問)
現在長野市上松(うえまつ)に在住し絵本作家として活躍されている藤岡牧夫さんとお会いするため小布施町にある「おぶせ藤岡牧夫美術館」を訪問させていただきました。
藤岡先生は1949年上松町で生まれ、幼少の頃4年間住んでおり、その後、営林署勤務していたお父さんの転勤で下伊那に2年間離れたものの、その後、当町の隣村の大桑村で4年間住んでいたという生い立ちの経歴の方で木曽に大変ゆかりのある方です。
一度美術館をお訪ねして作品を観たいと思っていましたが、昨日ようやくお訪ねする事が出来ました。前日にぶしつけに『急ですがお会いしたい」とお願いしたところ、快く引き受けて頂きました。
△美術館入り口です。小布施町の少し高台の周りを林に囲まれた静かな場所でした。
藤岡先生は私が少し遅れて行ったにもかかわらず、笑顔で迎えてくれました。
△こんな方で気さくな方です。記念写真を一緒にとお願いし了解して頂いていたのに撮るの作品の素晴らしさで忘れてしまいました。
私が入ると同時にご夫婦と思しき中年の方二人が入って来ました。どうも先生のファンの知り合いの方のような雰囲気でしたが、帰りに作品の写を購入した時に藤岡先生は快くその裏面にサラサラと絵を描いて喜ばれていました。価値からするとそちらの方がすごいのではと思いました。
静かな館内を作品を観ながら歩いて行くと、関東地方の学校で教科書として使われている絵本を見つけました。
先生の作品は自然の風景の中に子供たちが遊ぶ様子がとても温かく描かれていました。
私が今回訪問したのは上松にご縁のある藤岡先生の作品を是非とも多くの町民に定期的に観て頂くようなことができないかをお願いすることが実は訪問の主な目的でした。
以前にも公民館で先生の作品をイベント的に紹介する機会はあったのですが、ある程度長い期間で住民に近い場所で見せる形で協力をお願いしたいとのお願いに「原画でなければ故郷のことなので良いですよ」と快諾していただきました。
現在、「熊」のシリーズの第三話を作成中との事で、今年一杯は忙しいというそんな中での急な訪問のお願いにも関わらず温かくお迎え頂いた先生の人柄は作品そのものでした。
コロナ禍の中で心をちょっと温めたい人に是非訪れて頂きたい美術館でした。
△先生の作品を少し紹介します。上松中から望む木曽駒ヶ岳の風景もありました。自然の中で遊ぶ子供たちが描かれていました。
関連記事