水を治めるものは国を治める(治水事業促進全国大会)

大屋誠

2020年11月12日 18:06

 12日、東京にある砂防会館で治水事業の推進を図るため全国から市町村長などが集まり大会が開催されました。
 昨日の災害復旧事業促進大会に続いての大会ですが、表題タイトルの『水を治めるものは国を治める』という事はよく使われる言葉です。由来は中国の春秋時代に遡るそうで、国の基本方針を示した言葉だそうですが、水はある時は肥沃の土を運び豊かな恵みをもたらし、ある時は水害などをもたらすなど私たちの生活していく上で時に利用し、時に立ち向かって行くことが求められています。
 大会において球磨川の氾濫の被害を受けた人吉市の松岡隼人市長は水害で失うものとして「ひと」「もの」「仕事」「生きた証」「交流」「こころ」「時間」「平和」だと意見発表がありました。普段は激昂するような事をしない様な方が市職員に詰め寄って怒りを爆発する様な事があったと経験談を述べていました。
 改めて災害が及ぼす影響を考えさせられました。
△松岡市長が防災服を着て意見発表されました。