いざ!巻狩へ(野生鳥獣害対策)
13日早朝、少し肌寒い空気に包まれる包む中、公民館駐車場に猟友会、ボランティア、役場職員など総勢26人が集合して巻狩りへの出発式が行われるということで、出発前の様子を見に伺いました。
巻狩りは昔からの猟で勢子(せこ)と呼ばれる人が山中で獣を追い詰め、最後は待ち構えていた鉄砲撃ちの猟師が仕留めるという猟の方法ですが、人手が必要な事や、追い詰める人と仕留める人の阿吽呼吸も大事だと聞きました。
秋田県には職業としている「マタギ」という人の世界が矢口高雄さんの漫画に描かれていますが、猟期が冬で、山中の長い距離を歩き、危険が伴うという事で最近は後継者が問題とテレビで放映されていたのを思い出しました。
今日集まった女性2人を含む役場の若手職員は山歩くことが得意なのかは分かりませんが、体力だけはあるんじゃないかと?思いました。山中ではぐれなうように、無理しない様に、そして、イノシシには一番気をつけてとアドバイスしておきました。
今日は、私も一緒に同行する予定でしたが、他に用務が入ったため挨拶のみとなってしまいました。
日頃、サルやイノシシ、クマなど有害鳥獣に悩まされている住民の皆さんからは「早く駆除してくれ〜!」という悲痛な声もお聞きしており、こうした取組みにより増えすぎた鳥獣の個体管理をし、自然のバランスを取ることで種が保存されるものに繋がって行くことを期待するものです。
無差別に駆除している訳ではありません。県で割り振った保護管理計画に基づいて猟をしています。
△出発前の念入りな打合せ、ベテランの方から二、三日前にサルの群れがあそこに居たから今はこの辺りにいるのでは・・などの話があります。
△猟友会の皆さんは目立つオレンジ色のジャケットを着ています。ボランティアの皆さんも着用して出発です。女性職員も気持ちは猟師かな?
△胸に付けている二つのバッジは赤いのが銃猟が出来る、左側がワナ猟が出来る資格を表しています。
△鳥獣害対策員の腕章や指導員章を付けている猟友会員です。
寒い中大変ですが、よろしくお願いします。
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