地球の時間
土曜日の深夜に近い時間に息子から電話が鳴りました。福島といっても、隣の木曽福島ではない本当の『福島』に住んでいる息子。
寝ようとして矢先で、こんな時間に何があったのかと思うと、「大きい地震があった」といつもならそんなに慌てない彼が「立つことが出来なかった。初めて経験した揺れ」と興奮した感じで伝えて来ました。
慌ててテレビをつけると“福島 震度6強”の表示がされて緊急放送が告げられていました。『また東北か』と思ったが、気象庁では10年前の東北大震災の余震との見解を示しています。
福島は10年前の地震による原発事故の影響で故郷、我が家への帰還が出来ない方が未だもっている現状があります。本当に大変なご苦労されている事に加えて、更にコロナという新たな試練が襲って来た感があります。そこにこの地震、何ともやりきれない思いがあります。
多くの方が負傷されたとの事方ですが、不幸中の幸いで亡くなられた方はいなかった様です。負傷された皆様の一刻もご快癒を祈念しますとともに、今後の余震に十分注意され、大事に至らない事をただお祈りするのみです。
私どもが持っている時間と、地球が持っている時間の違いを改めて感じます。近頃の頻発する大きな自然災害は私たち人類に謙虚になれと警鐘を鳴らしているのではないでしょうか。
△昨年7月豪雨の寝覚の床
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