大火記念日模擬火災訓練

大屋誠

2021年05月09日 08:09

 今から71年前、 昭和25年5月13日深夜に発生した火災は翌14日早朝まで町内の役場、郵便局など官公署も含め中心市街地の600棟以上を焼き尽くしました。いわゆる『上松大火』と呼ばれるようになった当町の最大の災害でした。
 このような大火であったにも関わらず幸いにも死傷者出ませんでしたが、当時の記録映像を見ると呆然とする町民の姿が写っています。
 翌昭和26年に大火記念日として二度とあの様な惨事を起こさない様に記憶に留めておくため模擬火災訓練を実施しています。
 今日は早朝から町消防団、木曽広域消防署が参加して寝覚田代地区において行われました。
 役場旧庁舎はその大火の翌年に完成していました。コンクリート造の旧庁舎も言ってみれば大火の教訓を伝えてきた“生き証人“ともいうべき存在かもしれません。
 今年に入って全国的に見ると大規模な山林火災が発生しており、当町も全滅面積の94%を山林が占める事から気がかりなところです。
 訓練の様子をご紹介します。寝覚地区の周辺の方の中には早朝にも関わらず屋外で訓練の様子を熱心に見ている方もおられました。
△火点近く


△自然水利、水深のある所と浅い場所でも取水できます。




△消防団本部と広域の指令本部


△ホース延長が大変です。


△先輩の機能別団員が機械操作を教えてました。こうしたことの積み重ねが重要です。


 この後、反省会と諏訪神社で鎮火祭が行われました。皆さん本当にご苦労様でした。




 

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