駒ヶ岳開山

大屋誠

2021年06月19日 12:30

 今日、駒ヶ岳の麓、登山道駒ヶ岳Aコースにあるあずまやで令和3年度木曽駒ヶ岳開山式が行われました。
 町観光協会が毎年主催して行われるものですが、昨年に引き続きコロナ禍の中で場所を変更したり、規模の縮小しての開催です。
 駒ヶ岳に関わる森林管理署、警察、遭対協、山小屋関係者などに加え、駒ケ岳を信奉する乾山講(けんざんこう)の皆さんが岐阜県犬山市から参列しました。
 朝から雨が降るというあいにくの天気で山の様子は分かりませんでしたが、お浄めの雨ということでしょうか。
 木曽駒ヶ岳を主峰とする中央アルプスは昨年、県立公園から国定公園に格上げされたのにコロナの影響で登山客も少なく期待していた山小屋関係者の皆さんにとっては残念な結果となりました。
 山小屋は今年は開業するところと昨年同様に見合わせるところなど対応が分かれたと山小屋関係者の方が仰っていました。
 ニュースで乗鞍岳から駒ヶ岳にライチョウを移住する計画で冬を越して無事に過ごしているということを聞きました。
 このような話題はとても嬉しいものですが、是非とも登山者の皆さまには温かく見守っていただくと同時に捕食者を誘引する餌となるゴミなどを捨てる事がないようにして下さい。
 来月には駒ヶ根市で国定公園指定記念が開かれる予定です。早く安全で安心した登山が楽しむことが出来、多くの方々に雄大な中央アルプスの自然を満喫して頂きたいと願う開山式でした。
△式典の様子





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