長野県南部国道連絡会総会

大屋誠

2021年07月28日 06:04

 27日、飯田市内で長野県南部国道連絡会総会が開催され出席しました。同会は飯田下伊那地域、上伊那地域、そして木曽地域の市町村で構成され毎年この頃に総会を開催しています。
△佐藤健会長(飯田市長)の挨拶


 今年は新型コロナ感染症のため、来賓を招待しない総会で時間も短縮しての総会となりました。実はこの総会で意見発表を私が木曽地域を代表してする予定でしたが、それは意見集としてまとめられ配布のみとなり残念でした。
 木曽地域には南北に国道19号、北に上伊那から権兵衛トンネルを通過し、岐阜県に通じる国道361号、南に清内路トンネルを越えて飯田下伊那に通じる国道256号の3つの国道があります。
 それぞれが経済、生活など普段の暮らしに重要な路線で、管理している国、県で計画的に整備されてきています。
 しかしながら、国道19号には大雨の時には雨量による交通規制で事前に通行止めとなる箇所が木祖村、南木曽町の二箇所ある事など、まだまだ改良すべきところがあります。
 総会の後、今井飯田国道事務所長さんや県の管轄建設事務所長さんなどから事業計画の説明がありました。
△ちょっと遠景ですが、今井飯田国道事務所長さんの事業説明の様子です。


 各地域の事業説明がある中で、国道361号において凍結されていた姥神ルート延伸計画が再スタートすることになったという事が木曽地域にとって大変嬉しい事だと思います。
 以前にも何度かお伝えしましたが、木曽地域唯一の病院である木曽病院は上伊那の伊那中央病院と心疾患などの循環器系の患者受け入れの連携を取っていますが、途中土砂崩れすることも近年頻発しており、救急搬送するルートが脆弱でした。
 この延伸計画が実現すると国道19号の急所というべきところが一つ解消され大きな効果が期待されます。
 他にも木祖村の雨量規制解除のための事業、南木曽の視距改良工事、大桑村の伊奈川橋交差点改良などの説明がありました。
 当町の関係ではJR線と交差する笹沢地籍の歩道設置がありますが、現在JR東海と協議を進めているとの事です。一刻も早く安全で安心して歩ける歩道の設置を引き続きお願いしてまいります。

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