赤沢自然休養林再開園へ
今月5日に発生した子連れの熊が観光客を襲って負傷したことから臨時休園となっていた赤沢自然休養林が今日から再開園しました。
センサーカメラや捕獲用の檻の設置、職員や猟友会によるパトロール等の結果、姿が確認できなかったこと、足跡などの痕跡がない事などから、その場所に居付いていないと判断したものです。
再開園に当たっては、襲われたと見られる散策コースについては当面の間、立ち入り禁止とし、その間熊が姿を隠すと見られる場所の少し藪となっている場所の刈り払いをして見通しを良くするなどの対策を講じるとともに、今回、襲われた方が単独での散策であったことから熊よけの鐘を身につけて頂くように特にお願いする事、熊への注意を呼びかけるチラシを料金所で手渡すなどの対策を講じました。
また対策マニュアル通りに行かなかった反省点も含めて町、観光協会で安全対策会議を開き検証してマニュアルの見直し、職員への指示の徹底などを申し合わせました。
藪等の刈払いについて現地調査に行くと事件で人出に影響してなければと思っていましたが、駐車場は満杯という状況でした。川で小さな子どもだけでなく、若い人たちも気持ち良く水浴びをし歓声を挙げていました。
こうして喜んでいただくためにも安全で安心な赤沢にして行かなければと改めて思いました。
コースが狭く見通しが悪い所で出会ってしまうと熊も驚き襲って来ます。特に子連れの母グマは子どもを守るために必死ですから。
△両側から木が茂って狭くなっています。下の写真は隠れる事が出来ない場所の様子です。
△整備する所を木曽森林管理署の職員と確認してテープして行きます。
△襲われた散策コースは整備が出来るまで通行不可としています。
△皆さん楽しそうに気持ち良く川で水遊びしていました。
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