夏休みの食べ物

大屋誠

2021年08月26日 06:11

 激動の8月があと数日で終わろうとしています。クマ、新型コロナ、自然災害など今の時代を代表する課題・問題に振り回された感があります。
 それはそうと、小中学校では新学期が始まろうとしていますが、新型コロナの変異株デルタ型が主流となり子どもたちへの感染が20倍に増えたと専門家の方が伝えていました。数字が正確かは別にして増加しているのは間違いないようで、学校行事に影響が出て来るようです。
 夏休みを終えて出て来る子どもたちはつい2年前の新型コロナ流行前には真っ黒い顔して「海に行った」、「川でバーベキューした」などなど楽しい会話が弾んだ風景がありました。
 今は子どもたちも日常の中で自らの命を守る行動を取らなければなりません。町内での発生はカウントされていませんが、最近の町内関係者や周辺地域の状況を見ると、ひたひたと忍び寄っている感があります。
 罹らないためにももう一度原点に帰っての手指消毒、マスク着用、ソーシャルディスタンスなど基本的な行動を訴えています。またワクチン接種のお願いをしています。感染対策では、こんなことしか発信できないのがもどかしいのが現状です。
 
 さて、最近ブログを更新していないので前置きが長くなりましたが、本題の夏休みの食べ物です。夏の食べ物といえばスイカ、トウモロコシなどがありますが、小学校の頃で今でも記憶に残っているのは即席ラーメンです。
 日清食品さんが初めてのラーメン、“チキンラーメン”を発売したのが昭和33年8月25日、それを記念して昨日が「即席ラーメン記念日」だそうです。
 母も働いていたので夏休みで留守の時には丼にお湯を注いで3分待つだけでお昼になりました。具とかそういう物は無く、卵があれば最高のご馳走でした。
 65歳になってまでそんな記憶に残るというのは即席ラーメン恐るべしです。また、そこからラーメンに添える乾燥野菜など具材「かやく」がその後出て来ました。『かやく』の意味は火薬ではなく、「薬味を加えること」に由来するそうですが、その技術は独自に発展して現在の即席味噌汁などに繋がっているとのことです。
 乾燥した野菜の具材がお湯を注ぐと生に近いシャキシャキ感のある食べ物になるという驚くべき進化を遂げています。
 時間がない時や自分で作ると量が多くて困る時には60年近く経てもお世話になっています。また避難所での非常食としても非常食の域を超えた物があり、宇宙食としても利用されています。
 全ての即席の原点とも言える「即席ラーメン記念日」そんな探究心あふれる力が今の日本に求められているのかもしれません。
△至高の即席ラーメン



 
 
 

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