災害時の備えへの温かいご支援

大屋誠

2021年10月18日 08:22

 先週13日、B&G財団の菅原悟志理事長さんが訪れ「防災拠点の設置及び災害時相互支援体制構築事業決定書授与式」が行われました。
 この事業は近年多発している自然災害を受けてB&G財団が本年度から始めた事業です。財団は海洋クラブのマリンスポーツの実践活動や水辺教室の安全教育を通じて青少年の心と身体を鍛え、海に対する理解を深め地域の活性化など、社会に貢献する活動を行っています。
 当町においても財団によりB&Gプールが造られてから昨年でちょうど30年を迎えました。昨年8月には約200万円相当のサップやカヌーなどの舟艇機材を配備していただきました。
 今回の災害拠点整備は、これまで実施してきた青少年健全育成活動から一歩踏み出して今日的な大きな課題である自然災害に対して拠点整備と機材の配備を地域貢献活動として取り組むというものです。
 全国で485箇所B&Gの関連施設があるそうですが、第一期事業として今年は25箇所で整備するもので、長野県では当町が唯一声をかけていただき実現したものです。
 防災倉庫にダンプなどの機材の他に、職員のオペレーター教育の研修費まで幅広く支援して頂けるものです。今回の決定書では3年間で5,400万円の支援をいただける事となりました。
△菅原理事長から決定書を頂きました。


 小さな自治体で財政的にも厳しい当町にとって揃えたくても揃えることが難しい機材の配備、職員の研修の場を頂いた事は本当に有り難い事です。
△挨拶する菅原理事長


 挨拶の中で「子どもの居場所づくり事業」にも触れ、古くなってきた児童クラブの活動拠点の整備を当町で進めたいと更なる支援を約してくれました。
 今回の機材も普段からどんどん使って欲しいと心強い挨拶を頂きました。