大関昇進おめでとう!!
大相撲関脇の御嶽海関の大関昇進が正式に決定いたしました。長い間待ちに待っていた町民の皆様、ファンの皆様本当に力強い応援有難うございました。
大関の地位は信州が産んだ伝説的な力士である雷電為衛門以来、227年振りとなります。こんな歴史的瞬間に立ち会えた事が奇跡です。
御嶽海関が相撲界に入ったのが、ちょうど南木曽町で土石流が発生、また御嶽山噴火により尊い犠牲者が出た時期で地域全体に暗雲が立ち込めていた時でした。その時、彼は相撲を通じて地域を明るくしたいと言っていました。それを見事に有言実行で実現してくれました。
今回はコロナ禍で我が国全体が苦しみ喘えいでいる中での快挙で、一人の個人が放った希望の光が灯り、木曽地域のみならず日本全体を国技である大相撲を通して明るくしてくれました。
今日の口上の中で『感謝』の言葉が出ていましたが、彼の率直な思いと今までお世話になった方々への熱い思いが込められた“満点”の口上だったと思います。
優勝、さらに大関昇進が濃厚と伝えられて以来、連日のように報道・マスコミ関係者の皆さんが取材に来て頂いておりますが、こうした明るい話題を伝える機会がなかなかない事もあるのかと思って取材には出来るだけ応えてきた1週間でした。
今日はダルマへの目入れ、祝砲などを行いました。ダルマへの目入れは普通は墨汁等で黒く入れますが、黒は黒星に繋がるという相撲好きの熱心な方からのお話をいただき、「大関になると金星は貰えないが、横綱にも勝って上を目指して欲しい」、「相撲界では気立てが良く美人の奥様を“金星”と呼ぶ事から適齢期を迎えた関取にそうした素晴らしい人に巡り会えるように」と金色のペンで目入れをさせて頂きました。
祝砲15発は場所中の取組みの番数で、上がった白煙は白星で次の場所を飾って欲しいというエールと今まで関取を励まし、時には叱咤激励していただいた多くの皆さんへの感謝の気持ちを込めて上げさせて頂きました。
本来ならば町民の皆さんとともにこの瞬間を迎えたかったのですが、明日から長野県内全域に新型コロナの蔓延防止措置が取られますので、楽しみはまたの機会にとっておきたいと思います。
皆さん本当に有難うございました。
△紅白のダルマさん、御嶽海関の似顔絵が付いています。
△今日は町のキャラクターが勢揃いです。『太郎ちゃん』、『美林ちゃん』、『ホーちゃん』が来てくれました。
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