百年の歩みを刻む
御嶽海関の227年振りの県出身力士による大関誕生など歴史を振り返る事が多くなっています。新型コロナのパンデミックも同じで100年前のスペイン風邪の世界的な流行もその一つです。
当町にとっては、前にも紹介したことがありますが、今年9月には旧駒ケ根村から上松町として町制施行100年目に当たります。
町ではその節目にあたり、官民挙げて町制百周年記念事業を計画しています。
21日にその実施に当り事業の方向性を検討する第一回目の本部会議が開催されました。事務局は町、商工会、観光協会が担当し事業概要が示され、今後の内容を詰めていくことで了承されました。
従来から行って来た“夏まつり”や“秋まつり”や御嶽海関の生い立ちから相撲界デビューまでの地域ならではの成長の記録などの写真展、人がチームで材木を引く“木馬(キンマ)引き大会”を世界大会にする、更には町内をリレー形式で結ぶ駅伝大会などがそれぞれ実行委員会を立ち上げて行う事などが了承されました。
他にもそれぞれの団体が独自で行なっている様々なイベントも百周年の冠名を付けて行います。
事業実施の検討に当たっては、昨年9月から町民、小中学校、地域おこし協力隊などアイディアを募集したところ、243人の方から応募がありました。
町が行う「◯◯周年記念行事」というと、行政が行う式典のみが多いですが、今回の当町の一連の記念行事は奇しくも百年に一度の新型コロナと闘ってきた証と未来に向けて発展するため町民挙げて前を向いて頑張るという気持ちを一つにするという意味で成功させたいと願っています。
会議の席上、ぜひ御嶽海関を招いてのお話もありました。昨年12月には私から書簡で百周年に合わせて故郷への凱旋を依頼しているところですが、新型コロナの影響で出羽海部屋への出入りも制限されており、今後機会を設けていくという事で説明させて頂きました。
まだまだ具体的な内容を詰めていく必要がありますが、実行委員会の中で進んで来ると思いますのでその都度紹介していきたいと思います。
△挨拶する私
関連記事