御嶽海関帰郷
5日、大相撲で活躍している御嶽海関が約3年ぶりに故郷の上松町に帰って来ました。町制百周年記念イベントの一つとして昨年末より出羽海親方、本人にお願いしていました。
新型コロナ感染拡大の影響で実現までには親方、本人と何度か連絡したりしていましたが、相撲協会からの通知で部屋を直接訪れてお願いすることも出来ないという中で後援会の村上幹事長さんのアドバイスを頂き実現しました。
9月場所では残念な結果で負け越して大関陥落というそんな中で果たしてイベントに来ていただけるかと心配していましたが、本人から「行きます」と返事をいただきました。
平成27年に幕下付け出しからスタートして以来、故郷上松に勇気と希望、そして前を向く勇気をいただいて来ました。今までは御嶽海関から私たちはそんな力を頂いてばかりでしたが、今度は関取を私たちが後押しをし、励まして来場所10勝以上の成績を目指して頂きたいと思います。
平日でしたので来場者がどれくらい来られるのか心配でしたが、保育園、小・中学生と一般の方合わせて約400人近くの方に来場して頂きました。
前日の準備にもスタッフが集まって会場の飾り付けや椅子の配置、写真展示などに追われました。
△正面の様子
△一通り準備が終わり、リハーサルをしました。正面に御嶽海役の職員が座っています。パイプ椅子に座っていますが、関取はこの大きさでは座れないという事で急遽町長室の応接セットに当日変更しました。
△やはり椅子変えて正解でした。三人掛けでも狭い。
△中学生も熱心に故郷が生んだ英雄を見つめます。
△子どもたちからの質問時間です。「なんでお相撲さんになろうと思ったのですか?」など子どもらしい質問や「ここ(上松)には何で来たのですか?」など意外な質問に対して関取は「ジェット飛行機で来ました」などと答え笑いを誘うなど和やかな一コマがありました。
△相撲クラブで相撲を取っている子から相撲をとせがまれ急きょ付人の海龍関と取るという場面。
この頃になると大関の少し硬かった表情もにこやかになって来ました。
保育園児、小学生から励ましの言葉や応援エールが贈られました。
最後に大関から「来場所大関の地位を必ず10勝以上挙げて取り戻す、そして年の締めくくりとして優勝を目指したい」と力強い言葉で集まった皆さんに約束していました。
△皆さんとのお別れはオープンカーに乗車して多くに皆さんに来場所に向けて帰路に着きました。
大関は自分にプレッシャーをかけて強くなって来ました。私から「次にお会いするときは“心・技・体”人の地位を超えた地位となってお会いしましょう!」と挨拶させて頂きました。
今回のイベントは「町制百周年記念 御嶽海関 ふるさとふれあいイベント」と題して主に子どもたちを対象として行いました。夢を持つこと、そしてそれに向かって努力する事など多くの学びを関取を通じて感じてもらうことに繋がればと思います。
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