夢の事業始まる(タローファーム第二農場地鎮祭)

大屋誠

2023年03月01日 17:24

 今日から年度末が迫る3月を迎えました。卒業式や転勤など慌ただしい時期となりますが、体調管理には気を付けなければなりません。
 そんな3月初日を迎えて今日は上松町にとって夢のある事業の地鎮祭が行われ参列いたしました。一昨年8月から話が進んで来た才児地区の養豚場建設に係る地鎮祭が現地で行われました。
△開式前の会場


 小川社長から候補地について推薦の依頼があってから地鎮祭を迎えるまでには群馬県、大分県への先進地への視察や課題の整理、それに対応する為の県への助言と協力依頼などいろいろな事が頭の中に走馬灯の様によぎります。
 豚肉の消費量は私が生まれた昭和30年代から比べると約10倍以上に増えて来ているとの事です。一方で、自給率では直近のデータで50%近くを輸入に頼っているとの事です。また、飼料の自給率は6%ほどだそうです。豚肉の価格はずっと右肩上がりで推移しており、牛肉の価格よりも安定しているそうです。
 そうした事を考えると、地産地消や中山間地を活用した飼料づくりなど、この農場建設は持続可能な地域づくりを目指す当町にとって夢の様な事業とも言えます。
 ロシアのウクライナ侵攻によってヨーロッパの穀倉地帯が失われ、国際政治が不安定となっている中で食糧やそれを産み出すものも不足しています。一次産業における自給率を高めていく必要がありますが、餌も高騰している現状があります。
 小川社長は経営が安定してきたら飼料生産も自前でやりたいと意欲を燃やしていました。また当面は10人程の雇用になるが、生産が軌道に乗れば約30人程度に増やしていきたいと語ってくれました。
 ようやく地鎮祭まで漕ぎ着けましたが、これから様々な問題、課題があると思いますが、しっかりと町も誘致企業として支援、協力していきたいと思います。
△刈初めの儀(小川社長さんです。背中で失礼します。)


△玉串奉奠(地元代表者)ご理解ご協力有難うございました。才児牧場の活用は長年の懸案事項となっていましたが一つの節目を迎えました。


△地鎮祭の開催を祝うような晴れ渡った空模様の中、皆さんで記念撮影。バックに木曽駒ヶ岳が浮かんでいます。




 

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