上松の里を彩る神楽連今年最後の祭り
上松町には伝統的な神楽を伝える神楽連が6団体あります。14日は今年最後となる立町倉本地区の皆さんが氏子となる神明神社、春日神社の例祭が執り行われ参列させて頂きました。
4月の西小川地区の小川里若連の若宮神社例祭に始まり、5月駒ヶ岳神社例祭、7月大宮神社、鹿島香取神社、9月諏訪神社例祭などが地区として神楽連があって獅子神楽や代々神楽が奉納されます。これについては折々にお伝えして来ましたが、この他にもお祭りがあり氏子の皆さん心待ちにしています。
その中で今年最後となる例祭が立町、倉本地区を氏子とする神明神社、春日神社の例祭となります。
今年の祭りを振り返ると、まだ新型コロナの影響もあり4年前のままというわけには行かないお祭りもありましたが、皆さんそれぞれ工夫して知恵を出して催行されました事に敬意と地域を元気づけて頂いた事に感謝申し上げます。
神明・春日神社は立町地区の国道19号線に沿い、境内の下側にはJR中央西線が走っている場所に鎮座しています。そのような場所ですが、一旦境内や林内に足を入れると静寂な空間です。
△玉串奉天
△お供を神殿に
△獅子頭もお祓いを受けて出番を待ちます。
二頭の獅子頭のユタン(獅子頭の後の布の部分)の星模様が赤と黒とあったので「男獅子と女獅子ですか?」と聞きましたら「そうですね」とのご返事だったのですが、いまいち不安なお答えでしたので今後調べて行きたいと思います。
町内に伝わる獅子舞は女獅子ばかりですので、この違いは興味が湧きます。
△湯立て神事。いつもの如く湯たての湯が少しでも頭や身体にかかれば何か不浄なものが払われたような気が・・
△湯立て神事後、若い連中の皆さんはお宮で獅子を奉納して境内に続く急な階段を降りて各戸の悪魔祓いに向かいます。人数は15人くらいでしたが、この地区の皆さんは皆んな若い世代が多いと感じました。
△神楽が去った静寂さを取り戻した拝殿では浦安の舞が舞われました。
浦安の舞を見ようとお孫さんを連れたご家族が境内に上がって来ました。その後皆んなでお詣りしていました。
△皆んなでお詣り
とてもほのぼのとしたお祭りで、若い世代の方もおり今年の五穀豊穣、村内安全をお祈りさせて頂きました。