上京シーズン2(その3 全国治水砂防促進大会)

大屋誠

2023年11月22日 12:09

 16日、全国治水砂防協会が主催する「全国治水砂防促進大会」が開催され出席しました。
 毎年全国から市町村長が参加しますが、長野県からの参加者は一番多いそうです。それだけ急峻な地形に加え、砂防の有する重要性を一番感じている県だからこそと感じます。
 大会の特別講演では静岡大学防災総合センター牛山副センター長さんが『洪水・土砂災害は起こりうることが、起こりうる場所で』と題して講演がありました。
 また、講演として国土交通省草野砂防部長さんから「『いのち』と『くらし』と『みどり』を守る砂防」と題して令和5年の土砂災害の現況について死者8名、負傷者17名、家屋全壊23戸など説明がありました。
 また、平成29年以降に砂防施設として整備した砂防堰堤が19箇所で効果を発揮した事例の紹介もありました。
 被災地の意見発表として福岡県朝倉市林裕二市長さん、長野県茅野市今井敦市長さんから発表がありました。
 今井茅野市長さんからは『下馬沢川土石流災害における避難対応について』発表があり、令和3年9月に発生した土石流災害において一人の犠牲者も出さなかったことにも触れ、子どもたちも巻き込んだ普段からの訓練の重要性について説いておられました。
△大会の様子


△今井市長の意見発表


 大会後、それぞれの地域の出身国会議員に要望書を提出しました。