木曽建設事務所現地調査
この梅雨明けの時期に毎年行われている木曽建設事務所の現地調査が25日行われました。県で管理している河川、道路等については住民からの地区要望もあり毎年多くの要望をして来ているところです。
県が施工する事業であっても地元との交渉や地権者との用地交渉などに当たっては町が状況を把握しながら県と調整して進めなければなりません。
昨日の調査に当たっては、道路、河川、砂防などの39箇所を要望を致しました。そのうち緊急度を要する3箇所の現地調査と県工事が進んでいる砂防堰堤新設工事を視察しました。
担当者から事業の必要性や土地所有者の状況を聞いていただき、疑問な事や施工するとすればどのような方法が良いかなど具体的な事も挙げて現地で話し合われました。
△上瀬木地区の十王沢の護岸工と立木伐採についての説明を受ける建設事務所職員の皆さん。
△二つ目の現場は正島地区の急傾斜地の施設新設と立木伐採
△三つ目は下河原地籍の木曽川右岸の護岸工事の新設要望
△最後に寝覚地区田代沢で進められている砂防堰堤工事の現場です。
田代沢の砂防堰堤については、6、7年くらい前の現地調査時に要望したものが実現したものです。住家の直ぐ上には巨石が積み上がるようになっており、大雨で崩れた場合、住民の生命を脅かす危険があります。今年度中には完成という事でホッとしました。
田代沢の下には樹齢500年を超える桂の木がありますが、これは田代沢の近くの大宮神社から流れて来たとの言い伝えがあります。
昔の人はそうした災害の記憶を後世に残すためにそうした事を伝えたいとの思いからメッセージを残したとしても不思議ではありません。
帰庁してから全体の講評を頂きましたが、田代沢の砂防堰堤工事について中学校の直ぐ近くにあるということから防災教育の一環として是非生徒に見ていただきたいとの話しがありました。
今回は39箇所全てを調査する事は出来ませんでしたが、県の担当者の方には折に触れて現場に足を運んでいただいておりますので今後ともよろしくお願いします。