名古屋の暑い大相撲

大屋誠

2024年07月30日 09:32

 26日、新装なった中日ビルに移転した長野県名古屋事務所に来年の御神木祭のPRも兼ねて表敬訪問しました。
 この日の名古屋は晴れてはいたももの、少し曇りがかっており、例年のような蒸し暑さは感じませんでした。とは云っても冷房の効いた特急とビル内ばかり渡り歩いていたので感じなかっただけかもしれません。
 新装なった中日ビルは地下鉄栄駅から直通で行くことが出来る便利な所にあり、ホテル、オフィス街、商業テナントが入った名古屋・栄のランドマークの建物で4月23日に開業しました。
 5階に全国観光物産センターがあり、長野県を始め17道県(一部共同あり)のテナントが出されています。
 この日は、来年予定されている御神木祭の宣伝目的にポスター持参で来訪しましたが、応対してくれた土屋所長さんは既にその事を存じており、出来る限りの応援をして行きたいと快諾を頂きました。
 施設内には公共スペースに100インチの大型モニターも有償ではあるが入居している県には特別価格で提供できるという事や事務所前の少し空いたスペースではイベントが出来るのでぜひ活用して欲しいとの事でした。
 名古屋事務所訪問を終え、大相撲名古屋場所が行われているドルフィンアリーナに御嶽海関の応援に駆け付けました。この日は後援会の応援ツアーの一人として参加しました。
 名古屋城に着くと直ぐに御嶽海関が迎えてくれました。名古屋市の“水の応援大使”に就任しているので等身大のパネルが出ていました
△これがそうです。


 暑い陽射しを浴びて入場していくと櫓と風になびく幟が迎えてくれました。
△櫓




△幟。偶然にもこの日取組みのある若元春関の幟が横にありました。


 後援会ツアーは今回皆さんが現地集合という事で、私の隣は坂城町出身のIさんという方で現在は京都にお住まいの方でした。80歳を超えているとお聞きしましたが、とてもお若く見えて名古屋と大阪場所には必ずというほど応援に行くというくらいのファンだそうです。個人でも幟を揚げ、御嶽海関とツーショットの写真を見せてくれました。
 こうした本当に熱心な皆さんに応援してもらっている関取は幸せです。
 しかしながら、この日まで7番負けてしまっており、負け越しに俵に足が掛かった状況です。応援した時に負けるのは関取と同様に悔しい思いが募ります。
 でも、私が応援に駆け付けて来た時は記憶では全て勝っている?ので期待が膨らみます。
 『御嶽海〜!突き押し一本〜!』これがいつも私が最後の仕切りで発する言葉ですが、館内の声援の中でも聞こえるものなのかと御嶽海関に聞いたところ「え〜ハッキリ聞こえます」と話したことがあります。
 成長著しい若手有望株の若元春関ですが、今場所は調子の波に乗れずにいるので充分に勝機はあるものと思って緊張の立ち合いを迎えました。
 少し御嶽海関は遅れたものの両者土俵上で譲りません。その時後援会の皆さんから「押せ〜押せ〜」、「退くな〜絶対引くな〜」と物凄い声援です。
 圧を受けて我慢出来なくなった若元春関が一方的に押し出された御嶽海関の力強い相撲が光った一番でした。
 後援会の皆さんで喜びを分かち合えるのはこうしたツアーの一つの楽しみです。
 翌日の土曜日に残念ながら敗れて負け越しが決定しましたが、千秋楽に勝って負け越しながら最小の差でとなりました。
 名古屋場所が行われたドルフィンアリーナも取り壊されるため、これで最後の大相撲開催が終わりました。来年からはほぼ横に建設中のIGアリーナ2移るそうです。
 勝利の余韻に浸りながら帰る途中に新しいアリーナの屋根部分が見えてました。来年は新しい施設で活躍する御嶽海関の姿を見ることに期待したいと思います。
△屋根部分が見えます。