吉野小水力発電お披露目式

大屋誠

2024年10月19日 17:45

 吉野地区で進めていた小水力発電所で発電された売電が正式に決定したことから地元の皆さんにお披露目をするお披露目式が現地で行われました。
△当日は平日にも関わらず多くの皆さんにお越し頂きました。


 この小水力発電事業は平成25年に県営中山間地域総合整備事業の一環として採択され、足掛け11年かけてこの日を迎えました。
 当初、国のFIT(固定価格買取制度)を利用しての計画をしていましたが、国のルールが変更になった事から制度を活用した売電を断念しました。
 そこで売電先を探していたところ県内トップ企業のセイコーエプソンさんが自社で使う電力を全て再生エネルギーで賄うという事業を進めており、話し合ってきたところ、この度話がまとまったもので、この日のお披露目式となりました。
△木曽地域振興局古畑農地整備課長さん挨拶


△工事を請負った協栄電気さんに感謝状


 セイコーエプソンから渡辺常務執行役員さんが式に参列して頂きました。セイコーさんとは今後も自然再生エネルギー推進を進めて行きたいと考えており、パートナーとしては、あまりも大きな企業さんですが町の将来を考える上では大きな力を頂いたものと思います。
△渡辺常務執行役員さんの挨拶


△私から吉野地区住民の皆さん、協栄電気さん、セイコーエプソンさんにそれぞれ謝辞を申し上げました。


 施設入口に看板を設置して式は終わりました。
△看板を古畑課長とともに掲げました。


 式典終了後、吉野地区の皆さんに機械設備等の説明をしましたが、皆さん熱心に聞いて頂きました。機械操作は役場と協栄電気さんの2箇所でリモートで管理されています。
 ここで電力を売った収益は、ランニングコストの運営費と用水、道路など農業施設のインフラ整備に使われます。

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