第32回暴力追放長野県民大会

大屋誠

2024年10月31日 13:41

 29日午後、長野市にあるホクト文化ホールにおいて(公財)長野県暴力追放県民センター、長野県弁護士会、、長野県、長野市が主催する第32回暴力追放長野県民大会が開催され出席しました。
 この大会は毎年この時期に合わせて開催されていますが、国や国会議員への要望シーズンと重なり出席が出来ず今回初めての出席となりました。
 大会を盛り上げるために県警察音楽隊・カラーガード隊の演奏とコンサートがありました。『異邦人』、『宇宙戦艦ヤマト』などお馴染みの曲が披露されました。
△コンサートの様子




 会場の正面には松本蟻ヶ崎高校書道部の生徒が書いた暴力追放の『断つ』の大きな文字が一際目立つ書が貼られました。
△作品です


 開会挨拶は元冬季オリンピック選手の荻原長野市長が行いました。
△その様子です。


 その後、主催3団体による挨拶があり、暴力追放に功労があった団体や個人の方が表彰されました。その中に木曽郡防犯協会連合会ゴルフ場防犯協会が表彰されました。
 表彰に続き基調講演として福岡県で指定暴力団“工藤會”と戦って来た(公財)福岡県暴力追放運動推進センターの尾上芳信専務理事から「工藤會壊滅作戦〜その作戦から学ぶもの〜』と題して講演をいただきました。
 工藤會は報道等でニュースになった事もあり皆さんも知っている方が多いと思いますが、暴力団関係者だけでなく、一般人を標的とした凶悪な事件を何件も引き起こしています。
 トップの野村総裁を含めた逮捕に至るまでの経過なども話は我々が知り得ないものもあり、聞くことがない貴重なお話をお聞きしました。
 現在も未解決事件のものもあるなど全容解明に向けた捜査が続いているとのことでした。警察関係者でも襲撃された事件もあり、まさに命を賭けた現場ならではお話でした。
 暴力追放は一人ではなかなか難しいものがあります。今は闇バイトなる犯罪行為が多発していますが、今年の最優秀標語は『そのバイト「裏にいるかも?・・」暴力団』でした。
 木曽は犯罪の認知件数は少ないといっても情報化社会の中で巻き込まれることのないように地域全体の運動で防いで行かなければなりません。