迎え盆

大屋誠

2020年08月14日 09:05

 13日迎え盆を迎えましたが、一年に一度ご先祖さまが家に帰ってくるという我が国伝統の行事で都会などから故郷に多くの人が帰省で帰る時です。
 今年のお盆の様子を見ると私たちが暮らす此岸に来てご先祖様もビックリという状況で声も出ないでしょう。最も霊は声は発することが出来ませんが。
 国や都府県知事の呼びかけで帰省についても慎重に検討してというメッセージが出ています。
 霊は喋って伝えることは出来ませんが、言葉には魂が乗りうつるという『言霊』(ことだま)というものがあります。
 コロナ禍で感染が始まってから、国や自治体から多くのメッセージで危機を訴えて伝えて来ましたが、心に響くものを聞くことはなかったような気がします。こうして発する私自身もその一人です。
 行政を預かる者としてどう伝えて行くか、そこに住民の皆さんと共有出来る感覚を持つ言葉をどうやって発して行くか難しい課題です。
 コロナで苦しむ私たちを見てご先祖様が何と言いたいのか興味があります。「頑張れ」「前を見ろ」「こっちで待ってる」など、最後の言葉はちょっと頂けませんが、きっと励ましてくれるんではないかと思います。
 今年のお盆は私たちにこれからの生き方を問う特別なものになるのではないかと思います。

△我が家の迎火



 

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