他国の事ですが
アメリカの大統領選挙のクライマックスというべき大統領就任式が20日(日本時間21日)に行われます。いつもなら多くの支持者が集まって祝意を表しお祭り騒ぎをするのですが、報道によると今回はそんな様子は窺えません。
共和党だろうが、民主党だろうが誰が当選しようと前大統領が出席して引継ぎのセレモニーが行われますが、今回ばかりはそうで無いようです。
熱狂的なトランプ支持者が先日連邦議会の議場に突入したことは世界中でショッキングな出来事として受け止められました。
今まで民衆が立ち上がって宮城(王政なら宮殿)とか国会議事堂などに入って占拠するクーデターとか騒乱は為政者への反発で起こるものがほとんどといって良いくらいだと思いますが、民主主義を第一に掲げたアメリカで、まだ大統領が就任していない段階でそういうことが起こるとは誰もが予想していなかったものと思います。
他国の事と無視したいところですが、怖いのは現職の大統領が核のボタンを持っているという事実です。ボタンを持っているとはいっても、国家機密で詳しい事は分かりませんが、直接トランプさんが押すので無いようです。
エリート軍人が複数人いて最終的に命令に基づいて発射するのだそうです。誰も見たことのない場所での事ですが、複数人という事ですので恐らく自分がボタンを押したかは分からないようになっているのかな?など、死刑囚の死刑執行の時と重なって想像しました。
何れにしても、トランプ大統領は期限ギリギリまではその職務を遂行する権限があるということです。
他国の事ではありますが、今回の民衆の突入、それ以前にそうした行動を煽った大統領を見ると怖い世界に生きている事を改めて知らしめてくれる事になりました。
近隣の国も含め、世界にはそうした国が他にもある事は忘れてなりません。
映画の『猿の惑星』アニメの『エヴァンゲリオン』の世界観はつくりごとであって欲しいと願うばかりです。
△アメリカ国会議事堂(行った事ありませんが)
フリー素材より
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