極め人

大屋誠

2021年07月20日 06:11

 18日に大相撲名古屋場所が終わりました。終わってみれば横綱白鵬関が6場所連続休場明けからの優勝という結果でした。
 白鵬関としては進退を賭けた場所で、後が無い状況で序盤は休場明けの不安のある内容でしたが徐々にギアを上げていく内容でした。14日目には仕切り線後方での立ち会いで物議を醸しましたが、強さと人一倍の執念が感じられました。
 彼は批判される事でそれをパワーに変えているのだと思います。一方で、照ノ富士は千秋楽に白鵬に敗れたものの横綱推挙の立派な成績でした。
 そんな中で、御嶽海関今場所は勝ち越しはしたものの、大関への足掛かりとなる二桁勝利とはなりませんでした。彼本来の強い相撲と何か考えすぎて身体が付いていかない相撲が交互にやって来ていた様です。是非本来の相撲である手が伸びる突き押しからの相撲に期待したいものです。
 若手の踏ん張りがないとやはり大相撲の魅力がありません。期待されていた朝乃山関は出場停止で序二段からのスタートとなるようですが、照ノ富士関のような復活を期待したいと思います。
 さて、目をアメリカのプロ野球に目を転じれば毎日エンジェルスの大谷翔平選手の活躍です。毎日のようにテレビで報じられており、投げてはエース、打ってはホームラン争いは日本で二刀流を批判していた評論家を実績で黙らせてしまった感があります。
 先輩のイチロー選手は「驚かれるのはまだまだです。驚かなくなればいいです。」という言葉を言ったとか。天才は天才を知るという事でしょうか。
 素晴らしい記録と記憶に残る人となるには良きライバルや先人がいるという事ですね。
△負けてられないぞ御嶽海関、来場所は声出して声援送りたいですね。



 

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