一刻も早い停戦を

大屋誠

2022年03月18日 06:28

 先日、中学校卒業式に出席させていただいた折に校長室入口のウクライナ国旗の話になり、今回のプーチン大統領が始めた戦争について雑談で話しました。
 プーチン大統領が何故新型コロナが世界中を席捲している状況下で人々が命を守る戦いを強いられ、疲弊した経済を立ち直らさねければならない時に起こしたのか?
 そして、一方的侵略で世界の批判、非難の声を浴びる中で和平交渉にも一歩も退き下がる事がないのか。
 武器を持たない子どもたちや高齢者などの民間人にも多くの犠牲を強いるあの執念、狂気ともいうべきエネルギーは何処から来ているのかなどを考える上で私は一つの考えとして「プーチン大統領は、今年というその時でなければならなかったのではないか」という事を話しました。
 それは、たまたま当町が百周年を迎えるため、百年前の日本、世界はどうなっていたのか調べていたところ、『1922年12月 ソビエト社会主義共和国連邦建国』の記載がありました。
 ロシアはソ連邦崩壊後に出来た国ですが、自由化の波によりソ連邦時代よりずっと狭まっています。ウクライナもソ連邦の構成国でしたし、紛争のあったクリミア半島などもそうです。
 プーチン氏はソ連の秘密警察組織KGB出身という事は知られており、強かった旧ソ連の再興を目指した行動と考えるとあの狂気のような命令を下す事に躊躇なかったのではと思うと話しました。
 それに加えてウクライナの内情に対して誤った情報が伝えられていた可能性も否定できません。
 何にしても、ソ連邦建国ちょうど100年というのは偶然でない気がします。
 先日の町議会で即時停戦などを訴えた決議されました。一刻も早い停戦と和平を望むものです。
△校長室入口のウクライナ国旗




 

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