2024年12月31日

寝覚の床安全対策会議

 11月3日に寝覚の床において転落事故があり、行方不明となって、その後遺体で発見されるという事案を受けて12月12日、町が警察、広域消防など関係機関に呼びかけて安全対策会議を開催しました。
 会議の前に臨川寺において全員で黙祷後、現場となった場所を視察して状況等について説明を受けました。
△床岩までは直ぐ近くに見えるのですが実際河原を歩くと時間もかかり足に結構来ます。




 会議は臨川寺をお借りして行いました。関係機関から当日の対応について報告があり、立ち入りについては現状では規制することは法的に出来ないとの基本的な考えを共有しました。そのような中で工夫した分かりやすい看板の設置、インバウンドへの対応など今後具体的な方法を関係機関で検討して行く事になりました。
△観光客の皆さんが目にしたい奇岩、巨岩


  
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Posted by 大屋誠 at 13:08Comments(0)上松町

2024年12月31日

叙勲受賞報告

 11日、長年消防団活動をしていただいた元団長の古屋恒春さんが受賞報告に来訪されました。
 古屋さんは高校を卒業し、その一年後の19才の時に入団しました。現在は建設会社のオペレーターをしていますが、私とは昔から野球を通じて知己があり、大きな声で周りの皆さんを笑顔にしてくれます。
 消防団長を務められ38年の団歴を通じて町の安全・安心を支えていただきました。団長経験者が全て叙勲という訳ではなく、経験年数や団や消防協会の職歴などを合わせて対象者となるか審査されます。
 また賞罰歴があると外されますので大変名誉な事です。私よりも若いので、これからも健康に留意され地域のためにご活躍ください。
△古屋さんと


  
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Posted by 大屋誠 at 12:44Comments(0)上松町

2024年12月27日

ドローンを活用した連携・協力に関する協定締結

 11月29日、木曽6町村及び木曽広域連合と(株)Dshi ft(関電グループ 大阪市)、(株)F o r N ature(王滝村ドローンスクール経営 名古屋市)との間で災害発生時、要請に応じた迅速な支援、平常時のドローン活用に関する連携・協力、ドローンの安全で効果的な利活用を図るために協定が締結されました。
△締結式の様子


 協定締結までの経過は王滝村が先んじてドローンによる配送実証実験を行っており、それを木曽地域に拡充した協定になります。
 王滝村の実験では実際に孤立した滝越地区と村中心部との間で運ぶためには中継地点を挟まないとならないなどの課題が出たとの事でした。
 木曽地域のような山あいの場所に集落が点在する所は大型ヘリが離発着出来る場所が限られる事からドローンは有効なツールとなります。
 しかしながら、実際の運用となると法的な規制もあり、それをクリアしなければなりません。例えば孤立した集落に燃料を届けようとすると規制をクリアしなければならないそうです。運搬時のトラブルで途中に事故が起こった場合などのリスクに対応するためだそうです。
 事前のルート開設が必要となり周辺の状況も含め検討しておく事が求められるそうです。上松でも現在孤立しそうな事が予想される2ルートを想定して検討が進められています。
 会場となった木曽文化公園の広場から3台のドローンがデモ飛行をしましたが、上昇するスピードや一定の場所に留まるホバリングは見ているだけもその機動性に驚かされます。
△各種ドローン3mくらいから1mに満たないものがあります。




△あっという間に上昇します




 中国や韓国ではドローンに関する規制は日本と比べると強く無いとの事で、災害時には出来る限り規制を外してもらう方向で現在話し合っているそうです。
 将来人は運ぶことが出来るかお尋ねした所、法的な規制があり今は出来ないが物理的には可能との事でした。今は70kg程度に引き上げることを目指しているとお聞きしました。
△写真は約30kgの木材を引き上げているドローン


 平和的な利用が進められている我が国のドローンは世界に誇るべきものと改めて思いました。
 1月には上松町においてもでも飛行を予定していますので関心ある方はお問い合わせください。
 
  
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Posted by 大屋誠 at 16:06Comments(1)

2024年12月12日

地域医療の願い(地域医療に関する要望活動)

 前日の安全・安心の道づくり全国大会を終え、そのまま長野市に直行して県庁で医療に関する県への要望活動を11月27日に実施しました。
 県への要望活動は例年はもっと早い時期に行われていますが、町村長の都合と要望先の県の日程調整の関係で師走の声が聞こえる時期となりました。
 要望内容は、医師の確保、看護師の養成などですが、今回、強く要望したのは出産に伴う周産期の医療体制整備のために医師の確保と周辺地域との連携でした。
 木曽地域で安心して子育てができる環境づくりは、若い子育て世代の移住・定住に繋がるものであり、重要なものです。
 県立病院機構本田理事長、関副知事以下健康福祉部幹部、県議会山岸議長、続木副議長さんに木曽病院が核となって地域医療を担って頂いているが、各町村に居る診療所の先生方も高齢となっているなど、木曽の実態を訴え要望活動を実施しました。
△県立病院機構本田理事長さんへの要望


△関副知事への要望活動


△山岸議長、続木副議長への要望活動


 地域医療の重要性は理解して頂いていましたが、医師の確保の難しさや看護師、医療を技術面で支える検査技師、放射線技師などのコメディカルの確保は大変ですが、県立病院が核として機能し、地域の診療所、広域での連携などは県の支援無くしては出来ないものです。
 地域医療の質が維持され、安心して受診できる体制があってこそ地域の発展があります。毎年の要望活動ですが、年々厳しさは増して来ています。
 木曽病院の医師との懇談では医師の働き方改革の中で患者さんが自分の仕事の都合で時間外の受診を希望して来院される方がいるそうです。
 病院、そしてそこで働く医師や看護師や職員を守って持続可能な医療を創っていくことが住民の皆さんにも求められていると思います。
 ただし、具合の悪い時などは言うまでもなく遠慮せずに受診していただきたいと思います。
 病院に勤務した経験がある私は勤務し始めた頃、先生はいつ休んでいるんだろうと夜遅くまでオペをし、朝早くから外来で勤務している姿に驚きました。どんな時間に限らず病院の皆さんが患者さんの命を預かっているという使命感の強さに敬服しました。
 院長への手紙の中で、「時間になったんだから早く外来に来て診察を」という声もありますが、犠牲的な精神だけでは限界があり無理だと思います。そこに更にいつも笑顔で丁寧に対応してということも加えられます。云われる先生方の気持ちを汲む患者になることも賢い受診の仕方だと思います。
 私と同世代の先生、使命感に燃えていた多くの先生方が辞められる歳を迎えています。
 
  
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Posted by 大屋誠 at 17:30Comments(0)

2024年12月12日

安心・安全の道づくり全国大会

 11月26日「安心・安全の道づくりを求める全国大会が東京都砂防会館で行われました。この大会は例年ですと10月初めくらいに開催されますが、今年は衆議院総選挙があったため11月末の開催となりました皆さんに
 道路の開設や整備については市町村長の関心も高く全国から約730人の首長自らが参加しました。
△大会で挨拶する古賀誠道路整備促進同盟会会長の挨拶


 この大会は全国道路整備促進期成同盟会、全国道路利用者会議など道路関係4団体が主催して行われています。自然災害の被災地の速やかな道路復旧求めるとともに、防災・減災国土強靭化のための5カ年加速化対策については令和6年度補正予算において例年を大幅に上回る予算を確保することなど7項目の大会決議を採択しました。
 大会後、国会議員、政府に対して班に分かれて陳情活動を実施しました。
 9月末からの治水、砂防、道路などの大会シーズンもこの大会を最後に今年度終了しました。国会議員会館、国土交通省、財務省などを歩くと一日1〜2万歩以上は軽く行ってしまいます。正直言って健康には良いのでしょうが結構脚に来ます。
   
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Posted by 大屋誠 at 16:35Comments(0)

2024年12月09日

木曽南部直轄砂防の願い

 11月25〜26日にかけて木曽南部直轄砂防の要望活動を国会議員、国土交通省、財務省に対して行いました。
 国土交通省は所管する砂防部の草野部長さんに現状等について説明し、砂防事業の推進について要望しました。
 木曽南部直轄砂防事業は推進協議会を今から47年前に立ち上げた歴史ある協議会で、これまでの先輩たちが築き上げてくれた歴史を引き継いで活動しています。
 自然災害による砂防の重要性は全国どこでも重要な課題となっていますが、木曽南部の直轄砂防における崩壊地の侵食は進んでおり、危険性は一層大きくなっって来ています。
 今から10年前には南木曽町の梨子沢で中学生が土石流に巻き込まれ亡くなるという悲惨な災害もありました。また、上松においても3年前に宮戸沢において土石流が発生した時の豪雨は滑川の砂防第一堰堤が5万立方の土砂を排石したにも関わらず、約9万立方の土砂が押し寄せて一年かかって排石したのにも関わらずたった一日で埋まってしまったと言う事がありました。
 この第一砂防堰堤は10年の歳月をかけ令和元年3月に完成しました。当時は“東洋一の砂防ダム”で50年は大丈夫という触れ込みでしたが、その年の7月豪雨による土石の流出により一日で埋まってしまったという歴史があります。
 当時、町民が50年持つと言ったダムが一日で埋まったということで衝撃を与えました。しかしながら、この砂防ダムが無ければ大変な災害が下流部に発生したということは容易に想像できます。
 草野部長さんとの懇談の中で、私が中学生の時に見た山容と全く変わって来ていると中学校の校歌のエピソードも加え説明しました。
 草野部長さんは幾度となく木曽にも足を運んでいただいており、状況についてはよく理解していただいているだけに本当に真剣に話を聞いていただきました。
△草野部長さんと推進協議会との懇談


 全国で砂防災害が起こっているだけに予算を付けて事業を推進するには財務省の理解が何よりも必要ですが、現在の諸物価の高騰による資材類のアップ、人件費のアップなどがあり、今までのような前年対比ベースの予算獲得では事業を進める事が出来ないので計画ベースで予算を確保することを要望しました。  
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Posted by 大屋誠 at 16:56Comments(0)上松町

2024年12月09日

フォトコンテスト表彰式

 11月24日、今年もひのきの里フォトコンテストの表彰式が寝覚ノ床のねざめ亭で開催されました。
△羽毛田会長から表彰


 四季折々の上松の自然や人の表情などを自分の感じたままにアングルを通じて表現しています。一枚の写真に傾けた力作が今年も54作品エントリーしました。
 例年に比べて応募作品が少なかったとはいえ、上松の自然や人の様子を見事にとらえた作品揃いです。
 その日は、うち16作品が入選し表彰式が行われました。
△大賞に当たる中日新聞社賞は中津川市在住の荻山清和さんの『春爛漫』で倉本駅の桜が満開の様子が美しい春を告げる作品でした。


△受賞された作品




 一枚目は赤沢において木洩れ日を浴びて歩く親子連れの様子を捉えたもので、二枚目は木馬引き大会仮装の部の様子です。二人の会話や歓声が聞こえそうな情感あふれる一枚です。
 来年もまた多くの作品の応募を期待したいですね。

  
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Posted by 大屋誠 at 11:39Comments(0)

2024年12月09日

交通死亡無事故700日達成

 11月22日木曽合同庁舎で長野県交通安全運動本長から賞される交通死亡事故ゼロ700日達成の顕彰伝達式が行われました。
△伝達式の様子。右が渡邉振興局長さんです。


 当町では2022年10月5日に死亡事故が発生し、それまで3000日を越えていた記録が途絶えました。
△3000日達成の顕彰賞状


 上松は名古屋から長野に行く国道19号線が南北に走り、物流の重要なルートでもあり、観光路線としても交通量の多い中で死亡事故ゼロを継続して行くのは町交通安全協会の皆様の日頃の啓発活動と町民の交通安全への高い意識の賜物と思います。
 700日から更に交通死亡無事故を伸ばして行くためには住民一人ひとりの意識が最も大事です。
 これから年末を控えお酒がはいるシーズンでもあります。先日もある村職員の飲酒運転による処分が新聞で報じられていましたが、交通死亡事故は被害者やその家族、加害者とその家族はもちろん会社や企業にも大きな影響があります。
 車は便利な反面、凶器になる事を強く自覚して運転しなければなりません。
  
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Posted by 大屋誠 at 10:32Comments(0)

2024年12月09日

交通死亡無事故700日達成

 11月22日木曽合同庁舎で長野県交通安全運動本長から賞される交通死亡事故ゼロ700日達成の顕彰伝達式が行われました。
△伝達式の様子。右が渡邉振興局長さんです。


 当町では2022年10月5日に死亡事故が発生し、それまで3000日を越えていた記録が途絶えました。
△3000日達成の顕彰賞状


 上松は名古屋から長野に行く国道19号線が南北に走り、物流の重要なルートでもあり、観光路線としても交通量の多い中で死亡事故ゼロを継続して行くのは町交通安全協会の皆様の日頃の啓発活動と町民の交通安全への高い意識の賜物と思います。
 700日から更に交通死亡無事故を伸ばして行くためには住民一人ひとりの意識が最も大事です。
 これから年末を控えお酒がはいるシーズンでもあります。先日もある村職員の飲酒運転による処分が新聞で報じられていましたが、交通死亡事故は被害者やその家族、加害者とその家族はもちろん会社や企業にも大きな影響があります。
 車は便利な反面、凶器になる事を強く自覚して運転しなければなりません。
△皆さんとともに交通安全を祈って記念写真、私の右が寺田町交通安全協会長



  
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Posted by 大屋誠 at 10:32Comments(0)