2022年01月31日

ワクチン接種の賛否

 当町でも3回目のワクチン接種が来週から始まります。この接種については、医療界、専門家の中でも賛否両論あるようです。先日、とある医院を受診した際に「(受ける、受けないは)あくまでも自己判断ですが」と前置きしながらもワクチン接種に否定的な観点からの話をお聞きする機会がありました。
 いわゆる重篤な副反応で死亡された方の事例を参考にしてのご意見でした。それも一つの現実なのかもしれませんが、報道や政府発表などを見ると私も含め一般住民の方には戸惑い、困惑?何とも言えない状況にあります。
 人の見えない世界で起きる事に対しては、まだまだ私たちの科学では追いついていないのだと思いますし、また追いついても検査キットが無いなど現実が追いついていません。確かに電子顕微鏡では視認することは出来ますが、ではそれに対して安全で有効なものが提供できるかといえば現状では『解』は無いと思います。
 私は病院勤務時代に一つのシーズンでインフルエンザA型と翌月にはB型に罹った経験があり、その翌年からは病院の方針もあり抵抗なく、そして接種の際は強い副反応もなく今までワクチン接種をして来ました。
 そんな事もあり通常のインフルエンザによる接種の副反応がある事、毎年の全国の死者数も数千人単位の相当数になる事も知っていました。
 数千人という曖昧な数字ですが、年の流行にもよりますし、基礎疾患を持っている方もその中に含まれており、インフルエンザが直接の死因なのか不明なケースもありますのでそうした数字としましたが、相当数の方がいるという事の表現でお許し頂きたいと思います。
 今回の新型コロナのワクチン製造については、普通は製剤会社が安全性を確認しながら数年かけて治験してから安全性を確認して、やっとそれぞれの国が薬事承認して医療機関で処方されますが、今回の新型コロナについてはわずか1年余りで承認されて使われています。迫る感染という危険に猶予される期間がなかったというのが現実で他に手段があったのかと問われてもやはり『解』は無いと思います。
 私自身、3回目の接種も受ける予定ですが、常にそうしたリスクがある事を承知してなければなりません。特に子どもたちへの接種については重篤化するリスクなど感染の状況について保護者に対して国は判断出来る日々動いている情報をしっかりと開示して頂きたいと思います。
 ワクチン接種が有効ということは10月から11月までの我が国の状況や医学的なエビデンスで示されていると思います。しかしながら一方でリスクはあくまでも個人個人の問題となります。
 報道等も新規感染者数や接種率を競うように流していますが、医療体制や医療資源がそれぞれの地域によって異なることは当然です。
 今、保健所や医療機関は本当に逼迫しています。医療資源が乏しい木曽地域においても先週は新規感染者が連日の様に出ており、保健所も大変な状況とお聞きしました。しかしながら、幸いな事に重症者などは発生していないとの事です。
 その様な事も慎重に判断しながら次へのフェーズを検討する時期に来ていると思います。
△ワクチン接種1回目



 
   
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Posted by 大屋誠 at 17:33Comments(0)上松町

2022年01月29日

今日はお祝いのお弁当

 今日は飲食店5店が協賛した御嶽海関の優勝、大関昇進を祝うテイクアウトのお弁当をいただきました。
 27日から長野県が蔓延防止等重点措置地域に指定された事から飲食業者さんも大変な状況にありますが、御嶽海関の3回目の優勝と大関昇進を祝おうと各店の特長を生かしたテイクアウトのお弁当を作ってくれました。
△これがそのお弁当です。各店で予約制の店頭渡しですが、昼時には並んで皆さん笑顔で買われていました。


 5店全部制覇して買おうとしましたが、予定数が終わった店が一店あり、4店のお弁当となりました。美味しくいただきました。
 お弁当には共通の箱紙と町の観光名所と御嶽海関の写真が両面印刷された栞が付いていました。栞は町の観光協会でイベントなどで配布する予定です。
   
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Posted by 大屋誠 at 18:08Comments(0)プライベート

2022年01月28日

めでた〜めでた〜が三つ重なりて

 今日の冒頭のお題は木曽に伝わる祝い歌“高い山”の一節です。お祝い事が一つ、二つだけではなく重なって佳いことが続くようにと謳われた大変おめでたい唄です。
 さて、今週は御嶽海関優勝、そして大関昇進という歴史的な嬉しいニュースが入って来ました。それだけでも嬉しいのに昨日はご結婚が親方から発表されました。
 26日の大関昇進イベントの中でダルマに“金文字”で目入れをした際、「大関になると横綱から金星は取れないが更なる上(横綱)を目指して」と「相撲界でいう『金星』は美人で上品で、そして優しく、しっかりとした奥様を指すということなので、良き伴侶を」とエールを贈りました。
△「目指せ!頂きへ」を記した白のダルマです。赤のダルマは山田商工会長さんに入れていただきました。


 さすが、御嶽海関は相撲の取り口と同じ速攻の技をくり出してくれました。
△役場庁舎入口に木曽での成長を記録した写真が掲示されています。写真は木曽の大会で自分より小さな選手に負けて悔しく取り組み後の挨拶もせず帰ろうとして審判の先生に戻るよう指導される少年大道久司ちゃんです。


△庁舎入口に御嶽海関の歩みを写真とエピソードを添えて紹介するコーナーを設置しました。



△役場庁舎の駐車場にV3と大関昇進のお祝いの懸垂幕が掲げられました。










   
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Posted by 大屋誠 at 09:02Comments(0)上松町

2022年01月26日

大関昇進おめでとう!!

 大相撲関脇の御嶽海関の大関昇進が正式に決定いたしました。長い間待ちに待っていた町民の皆様、ファンの皆様本当に力強い応援有難うございました。
 大関の地位は信州が産んだ伝説的な力士である雷電為衛門以来、227年振りとなります。こんな歴史的瞬間に立ち会えた事が奇跡です。
 御嶽海関が相撲界に入ったのが、ちょうど南木曽町で土石流が発生、また御嶽山噴火により尊い犠牲者が出た時期で地域全体に暗雲が立ち込めていた時でした。その時、彼は相撲を通じて地域を明るくしたいと言っていました。それを見事に有言実行で実現してくれました。
 今回はコロナ禍で我が国全体が苦しみ喘えいでいる中での快挙で、一人の個人が放った希望の光が灯り、木曽地域のみならず日本全体を国技である大相撲を通して明るくしてくれました。
 今日の口上の中で『感謝』の言葉が出ていましたが、彼の率直な思いと今までお世話になった方々への熱い思いが込められた“満点”の口上だったと思います。
 優勝、さらに大関昇進が濃厚と伝えられて以来、連日のように報道・マスコミ関係者の皆さんが取材に来て頂いておりますが、こうした明るい話題を伝える機会がなかなかない事もあるのかと思って取材には出来るだけ応えてきた1週間でした。
 今日はダルマへの目入れ、祝砲などを行いました。ダルマへの目入れは普通は墨汁等で黒く入れますが、黒は黒星に繋がるという相撲好きの熱心な方からのお話をいただき、「大関になると金星は貰えないが、横綱にも勝って上を目指して欲しい」、「相撲界では気立てが良く美人の奥様を“金星”と呼ぶ事から適齢期を迎えた関取にそうした素晴らしい人に巡り会えるように」と金色のペンで目入れをさせて頂きました。
 祝砲15発は場所中の取組みの番数で、上がった白煙は白星で次の場所を飾って欲しいというエールと今まで関取を励まし、時には叱咤激励していただいた多くの皆さんへの感謝の気持ちを込めて上げさせて頂きました。
 本来ならば町民の皆さんとともにこの瞬間を迎えたかったのですが、明日から長野県内全域に新型コロナの蔓延防止措置が取られますので、楽しみはまたの機会にとっておきたいと思います。
 皆さん本当に有難うございました。
△紅白のダルマさん、御嶽海関の似顔絵が付いています。




△今日は町のキャラクターが勢揃いです。『太郎ちゃん』、『美林ちゃん』、『ホーちゃん』が来てくれました。




  
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Posted by 大屋誠 at 14:14Comments(0)上松町御嶽海

2022年01月25日

太郎ちゃんも大忙し

 二日経っても興奮が覚めない御嶽海関の優勝です。先日の優勝インタビューも朴訥な感じで多くの方には素直に喜んでもらえた気がいたします。
 さて、昨日から報道関係者の方々が町を訪ねて来て町の喜びの声など町の様子を伝えてくれています。今日は生中継でSBC「ずくだせテレビ』さんが午後2時から生中継で役場庁舎の懸垂幕前からお伝えしていただきました。
 急なお願いでしたが、私も出演することになり、生番組という緊張の中で、現在の状況や今後の予定などをお伝えする事が出来ました。
 中継する女性キャスターに流石と感じたのは、中継が始まる前の打ち合わせと中継が始まりスイッチがオンした時点で声質や声量も変わるということに驚かされました。毎日何気なく観ている生番組のテレビもこうして作られているという一コマを実感いたしました。
 今日は今場所の土俵入りの化粧まわしで活躍した『太郎ちゃん』も出演してくれました。
△寒い中太郎ちゃん有難う。お疲れ様でした。






 
   
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Posted by 大屋誠 at 14:59Comments(1)

2022年01月24日

一夜明けて

 昨夕の御嶽海関の千秋楽の相撲を観て感激し、祝杯を上げました。今日だけは公認の晩酌ということで余韻に浸りました。
 昨年末に私から直接御嶽海関にお願いしたい事があり、手紙を書いて送りました。何しろ新型コロナの影響で出羽海部屋への出入りさえも制限されているとのことを聞いたので手紙という手段でしか通信できない状況です。
 関取は一昨年の秋場所の優勝以来、序盤戦で優勝のチャンスがありそうで、中盤から後半に後退していくという本人も悔しい思いをした場所が続いていました。
 それだけに積もっていた思いが今場所の一番一番にこもっていたと思います。部屋の先輩である元舞の海関は愛のある励ましで、元横綱北の富士さんは実力を認めた上で辛口の評価で角界を背負っていくであろう彼を応援していたと思います。
 でも北の富士さんはお母さんのマルガリータさんのファンだったという事でネット上で紹介されていましたので息子さんにちょっとだけヤキモチ妬いていたんでしょうか。
 年末に出した私の手紙の中で、一直線に出る貴方の相撲を取り続けて下さい、相手との駆け引きよりも自分の間合いで自分の相撲を取れば結果はついて来ると励ましましたが、そのとおりの結果を出していただきました。
 それに場所前は足固めと言われた場所も後半の粘る強い内容で『大関』の座をたぐり寄せました。緊張する一戦で実力どおりの力強い相撲でした。一方で大関昇進確実との報道もありますが、相撲界を引っ張っていく自覚を持って使者を迎えて欲しいと思います。
 「百年ぶり」、「今まで記録にない」などの言葉が最近使われますが、長野県(信州)出身の力士として雷電為衛門以来、227年ぶりの大関となるとの事です。強いと同時に勝負に厳しく、そして優しい笑顔を忘れない記憶に、そして記録に残る力士として成長して欲しいと思います。
△役場庁舎前にお祝いの『懸垂幕』が掲げられました。


  
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Posted by 大屋誠 at 09:58Comments(0)御嶽海

2022年01月23日

応援有難うございました

 御嶽海関初場所で横綱照の富士を見事な相撲で撃破して3度目の賜杯を抱くことになりました。
 地元だけでなく全国の御嶽海関ファンの皆様有難うございました。テレビではお母さんの顔も映っていましたが、さぞかしお喜びのことと思います。
 今場所の振り返りについては後日またブログにアップしたいと思いますが、コロナ禍の中での本場所本当にお疲れさまでした。
△うちのネコもテレビ観戦で熱心に応援していました。


  
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Posted by 大屋誠 at 17:30Comments(4)御嶽海

2022年01月21日

ちょっと早い春

 24節気の一つ大寒が今週20日に終わったとはいえ、まだまだ寒気は到来するようです。雪国では足腰に来る屋根からの雪下ろし、道の除雪など今年は大変なようです。
 今年のような相次いで同じ地域に降る大雪について「雪の線状降水帯」という言葉が新たに出て来たようです。「線状降水帯」は、梅雨期などで相次いで同じ場所に大雨が降り続ける状況を指したもので最近ではニュースで良く使われますがいよいよ冬にまで進出して来たのかと降る雪に天を仰ぎたくなります。
 役場庁舎も初めての冬を迎えましたが、屋根から雪の塊、いや氷塊が落ちて来るのでなるべく下を歩かないように要注意です。
 さてそのような中、昨日、上松中学校に入学予定の方に就学祝いを贈らさせていただきました。まだ1月なのにちょっと早いお祝いですが、3年程前から「入学の前に色々な準備でお金が必要」という声を受けてこの時期に商品券3万円を贈呈しています。
 中学校のオリエンテーションに合わせて贈呈式を行いました。小学校にいる時よりもちょっと緊張した面持ちでしたが、新しく始まる中学校生活をとても楽しみにしているようでした。
 中学校は1時限数の時間も増え、クラブ活動、そして先生方求められて教科の専任となるなど、小学校の時と較べて大きく学校生活も変わります。
 中学校の3年間は子どもから大人への階段を上り出す一歩目となります。生徒たちの後ろにいた保護者の皆さんも期待と不安が入り混じった雰囲気でした。
 今週になって近隣の町村の小中学校で新型コロナの感染が確認され臨時休校などの措置が取られたようです。贈呈式の挨拶で「自分の身は自分で守るための感染対策をしっかりと行なって欲しい」、「皆んなで元気に年度末の卒業式、そして入学式を迎えよう」と呼びかけました。
△贈呈式の様子



  
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Posted by 大屋誠 at 08:56Comments(0)上松町

2022年01月19日

8000キロ彼方で

 日本から約8000キロ離れた太平洋上に浮かぶトンガ王国の海底火山の噴火は太平洋沿岸の各地に津波の大きな被害をもたらしました。現地の詳しい様子は情報伝達手段が途絶している状況でまだ詳細の被害状況が把握できていないとの事です。
 火山の噴火といえば我が国で最大の犠牲者が出た8年前の“御嶽山噴火”が思い出されます。地球はまさに生きていると言わんばかりの今回の噴火による噴煙の影響で今後の気象に大きな影響を与えると警告する専門家がいます。
 先日の鹿児島県トカラ列島の噴火で軽石が流れ着いたという事で大きな話題となりましたが、今回の噴火はそれ以上に地球規模の気象に影響するかもしれません。
 このことで平成5年のコメ騒動のような事態を懸念する専門家がいます。フィリピンのピナテュボ山の噴火により地球の気温が0.5度下がり、我が国の夏が冷夏となり、コメが大不作となった事をお忘れでしょうか?タイ米の輸入で騒がれたといえば思い出すかもしれません。
 冷夏になれば地球温暖化の問題と相殺されるなど単純なものではないでしょう。それほど地球は私たちにバランスよく恩恵を与えているのです。
 また、同じく我が国から見て南方にインドネシア共和国があります。現在の首都ジャカルタから首都を移転するというニュースが報じられました。この背景には過密になった住環境や慢性的な交通渋滞などがあるようですが、この南から寄せられた“噴火”、“首都移転”の二つの出来事を合わせてみると我国に共通する危機管理が浮かび上がって来ます。
 必ず来ると言われている“富士山噴火”と“首都圏への機能集中”が日本全体のまさにアキレス腱ともいえます。以前から言われている首都機能、省庁の地方への分散化は以前よりもトーンダウンしていることは否めません。また選挙でも大きな争点ともなっていません。
 今回の新型コロナで国が進めようとしている情報化の推進、DXもそうした視点からの重要性を論じていく必要があると思います。地方分権、地方の活性化、中山間地域の振興、少子高齢化、人口減少など我国が抱えている解決への道はこうした事から具体的な姿が見えてくると思います。
 今は新型コロナへの対応で大変ですが、取り敢えずはそこに「全集中」し、新型コロナから学んだ事を生かす長期的な展望が求められていると言えます。
△平穏を祈って



   
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Posted by 大屋誠 at 15:22Comments(0)上松町

2022年01月18日

小さなもの

 近頃、ウイルスなどnm(ナノミクロン 0.0001ミリメートル)単位の小さな物が新型コロナの影響で注目を浴びています。
 目に見えないものの恐怖とそれに立ち向かう勇気が織り混ざった時代といえますが、最近の話題となった事でもう一つの小さなものがあります。
 それは「半導体」です。現在は私たちの生活のあらゆる所に使われているようですが、半導体の線の幅は1ナノメートルで表されるそうですが、1メートルが地球とした場合、1ナノメートルはビー玉くらいの大きさだとインターネットで私のような者にも分かりやすく書いてありました。
 この小さなものが地域紛争と関わって来るとややこしい話になると思います。半導体の主要な生産地は主に中国、台湾、韓国だそうですが、これらの地域は現在国際的にみると、きな臭い状況となっています。
 半導体の話がなぜ話題として出たというかというと、既に本ブログでもお伝えしたとおりウッドショックで木材が高騰したということをお伝えしましたが、現在は鉄骨やコンクリートなど建設資材の全体が高騰しているとのことでお話を聞く機会がありました。
 「いや〜上松町さんは2〜3億円得しましたよ」との話を庁舎建設の時が遅くなった現在だとそれくらいの開きがあるということでお聞きしました。
 そしてその建設資材の高騰もさることながら、温熱ヒーターを始め様々な機械類に使われている半導体が今や入ってくるまで短くて3ヶ月待ちで、それを待っても入らない事があるかもとの注意書きがあり、建設の工期そのものに影響が出て来ているそうです。
 一番困ったのはトイレ設備が間に合わないということをお聞きしました。水洗トイレにも半導体が使われており、入って来ないとトイレが使えない、イコール建設した建物が利用出来ないという事が実際に起きているという事でした。ライバル会社だけでなく、社内でも取り合いの状況だそうです。
 ナノメートルほどの部品が無いことだけで建物全体が使えないとは皮肉としか言いようがありませんが、業者さんにとっては死活問題でしょうね。
 そして、それが国際問題の緊張とも絡むと主要生産国の中国、台湾、韓国と日本、欧米などとの関係をみるとよりその地域で紛争が起きると世界経済に深刻な打撃を与えるかもしれないということで複雑化させています。
 最近耳にした小さなものの大きな出来事、新型コロナウイルスと半導体と人類とのお話でした。
△大きな人類の代表格は御嶽海関でしょうか。今日は二桁勝利を目指して同期のライバル北勝富士関との熱い一戦です。






   
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Posted by 大屋誠 at 12:09Comments(0)