2022年01月18日

小さなもの

 近頃、ウイルスなどnm(ナノミクロン 0.0001ミリメートル)単位の小さな物が新型コロナの影響で注目を浴びています。
 目に見えないものの恐怖とそれに立ち向かう勇気が織り混ざった時代といえますが、最近の話題となった事でもう一つの小さなものがあります。
 それは「半導体」です。現在は私たちの生活のあらゆる所に使われているようですが、半導体の線の幅は1ナノメートルで表されるそうですが、1メートルが地球とした場合、1ナノメートルはビー玉くらいの大きさだとインターネットで私のような者にも分かりやすく書いてありました。
 この小さなものが地域紛争と関わって来るとややこしい話になると思います。半導体の主要な生産地は主に中国、台湾、韓国だそうですが、これらの地域は現在国際的にみると、きな臭い状況となっています。
 半導体の話がなぜ話題として出たというかというと、既に本ブログでもお伝えしたとおりウッドショックで木材が高騰したということをお伝えしましたが、現在は鉄骨やコンクリートなど建設資材の全体が高騰しているとのことでお話を聞く機会がありました。
 「いや〜上松町さんは2〜3億円得しましたよ」との話を庁舎建設の時が遅くなった現在だとそれくらいの開きがあるということでお聞きしました。
 そしてその建設資材の高騰もさることながら、温熱ヒーターを始め様々な機械類に使われている半導体が今や入ってくるまで短くて3ヶ月待ちで、それを待っても入らない事があるかもとの注意書きがあり、建設の工期そのものに影響が出て来ているそうです。
 一番困ったのはトイレ設備が間に合わないということをお聞きしました。水洗トイレにも半導体が使われており、入って来ないとトイレが使えない、イコール建設した建物が利用出来ないという事が実際に起きているという事でした。ライバル会社だけでなく、社内でも取り合いの状況だそうです。
 ナノメートルほどの部品が無いことだけで建物全体が使えないとは皮肉としか言いようがありませんが、業者さんにとっては死活問題でしょうね。
 そして、それが国際問題の緊張とも絡むと主要生産国の中国、台湾、韓国と日本、欧米などとの関係をみるとよりその地域で紛争が起きると世界経済に深刻な打撃を与えるかもしれないということで複雑化させています。
 最近耳にした小さなものの大きな出来事、新型コロナウイルスと半導体と人類とのお話でした。
△大きな人類の代表格は御嶽海関でしょうか。今日は二桁勝利を目指して同期のライバル北勝富士関との熱い一戦です。
小さなもの






 

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Posted by 大屋誠 at 12:09│Comments(0)
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