2025年04月23日
春を告げる祭り
20、21日と伊勢に出かけていただけなのにウオーキングコース脇の道路には黄色い山吹の花が咲いていました。
△小さい黄色い花

「山吹」といえば小学校の頃の歴史の本で一番最初の江戸城を築城した太田道灌という武将をいつも思い出します。
太田道灌は室町幕府後期に関東を中心に活躍した有能な武将ですが、こんな逸話が有名です。
若い太田道灌が突然に雨が降って来たので、近くの農家に飛び込んで雨具の蓑を借りようとしたところ、農家の娘が山吹の花を差し出し「七重八重 花は咲けども 山吹の 実の一つだになきぞ悲しき」と歌うだけでした。私の借りたいのは蓑だ‼︎と怒った道灌は城に帰ってから古老にこの話をすると「実の」と「蓑」をかけたもので貧しいので私の家には蓑がないという事を歌に託したのだと古老が諭しました。
あのような百姓の娘にさえ歌の教養があるのに、と自らを恥じて精進したという有名な話です。
確かに山吹は綺麗な黄色い花は咲きますが、実を付けることはないという迷信もある様で、実がないということから子孫ができないということで家の中に植えるのは憚られたようです。ただ、一重に咲く種類は実がなるようです。
そんな小学校の図書館で見た本をいつまでも覚えてるのは凄いと自分で思う一方で、昨日の事や、つい少し前までの事を忘れてしまう自分もいる年頃になって来ました。
また、ウオーキングコース横には春の祭りを告げる「八十八夜祭」のぼり旗が立てられていました。
△はためく幟

△小さい黄色い花

「山吹」といえば小学校の頃の歴史の本で一番最初の江戸城を築城した太田道灌という武将をいつも思い出します。
太田道灌は室町幕府後期に関東を中心に活躍した有能な武将ですが、こんな逸話が有名です。
若い太田道灌が突然に雨が降って来たので、近くの農家に飛び込んで雨具の蓑を借りようとしたところ、農家の娘が山吹の花を差し出し「七重八重 花は咲けども 山吹の 実の一つだになきぞ悲しき」と歌うだけでした。私の借りたいのは蓑だ‼︎と怒った道灌は城に帰ってから古老にこの話をすると「実の」と「蓑」をかけたもので貧しいので私の家には蓑がないという事を歌に託したのだと古老が諭しました。
あのような百姓の娘にさえ歌の教養があるのに、と自らを恥じて精進したという有名な話です。
確かに山吹は綺麗な黄色い花は咲きますが、実を付けることはないという迷信もある様で、実がないということから子孫ができないということで家の中に植えるのは憚られたようです。ただ、一重に咲く種類は実がなるようです。
そんな小学校の図書館で見た本をいつまでも覚えてるのは凄いと自分で思う一方で、昨日の事や、つい少し前までの事を忘れてしまう自分もいる年頃になって来ました。
また、ウオーキングコース横には春の祭りを告げる「八十八夜祭」のぼり旗が立てられていました。
△はためく幟

Posted by 大屋誠 at 15:57│Comments(0)
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