2017年10月31日
熊よけの鈴の贈呈
昨日、木曽郡防犯協会連絡会長として子供たちが熊に襲われることが無いようにと、木曽建設防犯協会の水本会長さんとともに、木曽郡学校長会に2団体合わせて100個の"熊よけ"用の鈴を贈呈しました。
贈呈するに当たって、「野生動物と人が暮らすエリアがボーダレス化してきている」というお話をさせて頂きました。
私が県職員として自然保護課に勤務していた10数年前に、小学生が襲われて大怪我を負うということが有りました。その折には全国から"熊には罪は無い、駆除しないで"というメールが多数寄せられたことを思い出しました。
私自身も熊に遭遇した事は3回ほど有りますが、うち2回が姿を実際に見ました。実際に見たときは向こうが素早く逃げて行きましたので事なきを得ました。しかしながら、姿が見えなかった時が一番怖い思いを致しました。
左に子犬のような「キャンキャン」という鳴き声、右に「 グ〜〜、グ〜〜」という地の底から響くような警戒の声が聞こえて来ました。"クマ!?"という事が一瞬で分かり、逆に私が大きな声で喋ると子犬の様な鳴き声が止み、地の底から響くような声も無くなりました。子連れの母子グマの間に入ってしまった戦慄の体験でした。
熊やサルなど野生の動物は山の実りが少ない年は子どもを産まない、いわゆる受胎調整をすると云われています。しかしながら、最近は、人が作った物(高カロリー)の餌の味を覚えた事からそうした習性も薄れて来ているのでしょうか?
熊もサルも非常に学習能力が高く一旦覚えると、子供や群れに伝えて行くと言われます。頻繁に人のエリアに入って来て、人への危害を加える恐れがある時は生活を守るための手段を取ることもやむ得ない事を棲息していない地域の方などに理解を得ていく必要もあります。
(私の熊よけ用鈴、高く響く音が有効だそうです。)

贈呈するに当たって、「野生動物と人が暮らすエリアがボーダレス化してきている」というお話をさせて頂きました。
私が県職員として自然保護課に勤務していた10数年前に、小学生が襲われて大怪我を負うということが有りました。その折には全国から"熊には罪は無い、駆除しないで"というメールが多数寄せられたことを思い出しました。
私自身も熊に遭遇した事は3回ほど有りますが、うち2回が姿を実際に見ました。実際に見たときは向こうが素早く逃げて行きましたので事なきを得ました。しかしながら、姿が見えなかった時が一番怖い思いを致しました。
左に子犬のような「キャンキャン」という鳴き声、右に「 グ〜〜、グ〜〜」という地の底から響くような警戒の声が聞こえて来ました。"クマ!?"という事が一瞬で分かり、逆に私が大きな声で喋ると子犬の様な鳴き声が止み、地の底から響くような声も無くなりました。子連れの母子グマの間に入ってしまった戦慄の体験でした。
熊やサルなど野生の動物は山の実りが少ない年は子どもを産まない、いわゆる受胎調整をすると云われています。しかしながら、最近は、人が作った物(高カロリー)の餌の味を覚えた事からそうした習性も薄れて来ているのでしょうか?
熊もサルも非常に学習能力が高く一旦覚えると、子供や群れに伝えて行くと言われます。頻繁に人のエリアに入って来て、人への危害を加える恐れがある時は生活を守るための手段を取ることもやむ得ない事を棲息していない地域の方などに理解を得ていく必要もあります。
(私の熊よけ用鈴、高く響く音が有効だそうです。)

2017年10月28日
伊勢神宮斧入れ式
本日、伊勢神宮の最大の祭事である式年遷宮に向けて斧入れ式が挙行されました。伝統的な三つ緒切り(みつおぎり*三つ紐[みつひも]切りともいいます)により樹齢約300年の天然檜が杣夫(そまふ)の斧により倒されました。
杣夫は、倒すに当たって「 切る」という表現を使わず「寝る」という言葉で表現します。これは、数百年に亘って育ってきた巨木への畏敬の念を込めて表わしているとのことです。
小松大宮司様他、伊勢や全国の神宮関係者、林野庁、県、地元関係者、そして一般の崇敬者の皆さんなど多数の方が参列されて古式にのっとり祭事が進められました。
最初に斧を入れてから50分、樹高二十八メートル、胸高58センチメートルの巨木がギギ〜〜、ドーンと寝ると会場の皆さんが思わず歓声をあげ、一斉に拍手が上がりました。
式年遷宮に伴う御杣始祭が八年後に行われると思いますが、正式な御用材が何処から送ることになるか皇室で正式に決定するのはまだ先の事ですが、地元の皆さんの熱い気持ちを伝えていくことが一番大事だと考えます。
11月3日には、そうした想いを乗せて上松駅前を中心に今回伐り出されたヒノキにより"お木曳き"が神楽先導により本番さながらに行われます。当日参加も可能ですので、気分を味わってはいかがでしょうか?
(標高1,000mを超える灰沢地籍に設けられた会場)

(樹齢約300年と資料に有りましたが、杣夫の方が年輪を数えたら400年以上あったそうです。キメが細かく正確には数えられなかったようです。)

(斧入れ式祭事を待つ斧*ヨキとも云います)

(
(小松大宮司の玉串奉奠)
(杣夫の斧入れ神事)

(いよいよ斧入れ本番です。古式にのっとり三回幹を叩きます。動物がそこに居ないか確認します。これも山の神を敬う儀式です。)

(杣頭の斧入れ)

(三人の杣夫が3方から斧を入れていきます。)

(だいぶ進んできました。杣頭の技は流石で振り下ろす斧がブレません。杣人は右も左も同じように振り下ろす技術が求められます。)

(三方向から通じました。慎重に最後の仕上げの点検をします。)

(杣頭の「大山の神〜〜左斧(ヨキ)一本寝るぞ〜〜」、「いよいよ寝るぞ〜〜」の声が山に響きます)

(最後に追い弦を切ります)

(400年この地で育ったヒノキがギギ〜と音を立て倒されました。)

(古式にのっとり、一番上の枝を持ってきて株の上に乗せ「株祭り」をし、頂いた材を大事にする事を奉告します。)


杣夫は、倒すに当たって「 切る」という表現を使わず「寝る」という言葉で表現します。これは、数百年に亘って育ってきた巨木への畏敬の念を込めて表わしているとのことです。
小松大宮司様他、伊勢や全国の神宮関係者、林野庁、県、地元関係者、そして一般の崇敬者の皆さんなど多数の方が参列されて古式にのっとり祭事が進められました。
最初に斧を入れてから50分、樹高二十八メートル、胸高58センチメートルの巨木がギギ〜〜、ドーンと寝ると会場の皆さんが思わず歓声をあげ、一斉に拍手が上がりました。
式年遷宮に伴う御杣始祭が八年後に行われると思いますが、正式な御用材が何処から送ることになるか皇室で正式に決定するのはまだ先の事ですが、地元の皆さんの熱い気持ちを伝えていくことが一番大事だと考えます。
11月3日には、そうした想いを乗せて上松駅前を中心に今回伐り出されたヒノキにより"お木曳き"が神楽先導により本番さながらに行われます。当日参加も可能ですので、気分を味わってはいかがでしょうか?
(標高1,000mを超える灰沢地籍に設けられた会場)

(樹齢約300年と資料に有りましたが、杣夫の方が年輪を数えたら400年以上あったそうです。キメが細かく正確には数えられなかったようです。)

(斧入れ式祭事を待つ斧*ヨキとも云います)

(

(小松大宮司の玉串奉奠)
(杣夫の斧入れ神事)

(いよいよ斧入れ本番です。古式にのっとり三回幹を叩きます。動物がそこに居ないか確認します。これも山の神を敬う儀式です。)

(杣頭の斧入れ)

(三人の杣夫が3方から斧を入れていきます。)

(だいぶ進んできました。杣頭の技は流石で振り下ろす斧がブレません。杣人は右も左も同じように振り下ろす技術が求められます。)

(三方向から通じました。慎重に最後の仕上げの点検をします。)

(杣頭の「大山の神〜〜左斧(ヨキ)一本寝るぞ〜〜」、「いよいよ寝るぞ〜〜」の声が山に響きます)

(最後に追い弦を切ります)

(400年この地で育ったヒノキがギギ〜と音を立て倒されました。)

(古式にのっとり、一番上の枝を持ってきて株の上に乗せ「株祭り」をし、頂いた材を大事にする事を奉告します。)


Posted by 大屋誠 at
18:00
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2017年10月27日
二つの文化展
現在、ひのきの里総合文化センターと公民館の2会場で文化展が開催されています。
ひのきの里総合文化センターは障がい者の作品展で、県で知事賞等を受賞された作品も巡回で展示されており、色づかいの素晴らしさや自由な表現力に心打たれるものがありました。全部で111点あるとお聞きしましたが、丁寧に出来上がった作品は作り手さんの情熱を感じました。
また、公民館にも社会福祉施設の利用者さんが描いた絵や作品が並んでおり、保育園から小学生、中学生、高校生などの若い世代から高齢者の方までの全ての世代の作品がありました。
絵画、写真、ポスター、書などあらゆるジャンルの作品があり、知人や友人、親戚など知っている人の作品を見るとジーッと見つめてしまいました。普段はそんな事やっていないような雰囲気を醸し出している人の意外な一面を見るのも楽しみの一つだと思います。
(ひのきの里総合文化センターにの作品)


(公民館の様子)



(こういう「書」書きたいものです)

(園児たちの絵もたくさんありました。)

ひのきの里総合文化センターは障がい者の作品展で、県で知事賞等を受賞された作品も巡回で展示されており、色づかいの素晴らしさや自由な表現力に心打たれるものがありました。全部で111点あるとお聞きしましたが、丁寧に出来上がった作品は作り手さんの情熱を感じました。
また、公民館にも社会福祉施設の利用者さんが描いた絵や作品が並んでおり、保育園から小学生、中学生、高校生などの若い世代から高齢者の方までの全ての世代の作品がありました。
絵画、写真、ポスター、書などあらゆるジャンルの作品があり、知人や友人、親戚など知っている人の作品を見るとジーッと見つめてしまいました。普段はそんな事やっていないような雰囲気を醸し出している人の意外な一面を見るのも楽しみの一つだと思います。
(ひのきの里総合文化センターにの作品)


(公民館の様子)



(こういう「書」書きたいものです)

(園児たちの絵もたくさんありました。)

2017年10月26日
第40回全国土地改良大会静岡大会
昨日 25日と今日の二日間に亘り、第40回全国土地改良大会静岡大会に参加させていただきました。沼津市の コンベンションホール"プラザヴェルデ"を主会場に全国から4,000名を超える関係者の皆さんが集まり、盛大な大会となりました。
歓迎セレモニーでは、地元の飛龍高校の和太鼓、沼津商業高校の吹奏楽部の素晴らしい演奏があり開幕しました。長年の功労により6名の方が農林水産大臣表彰、牛越大町市長さん以下16名の方に農林水産省振興局長表彰が贈呈されました。
土地改良と云うと施設整備のイメージが強い感じがしますが、展示されたパネルを見ると棚田の保全や歴史的なものを保存する様々な活動が行われていることを改めて学ばさせて頂きました。
二日目、源兵衛川の視察をしました。
源兵衛川は、富士山の伏流水が湧き出る小浜池を源としています。三島駅の直ぐ近くに流れており、近年、湧水が少なくなり渇水することもあったことから近くの民間会社が冷却用の温調水(おんちょうすい)として利用している湧き水を特別な配慮で流しているとのことで、地域の皆さんが協力して整備されて来たとの事です。
そうした取組が評価され、昨年11月8日に"世界かんがい施設遺産"に登録されたとのことでした。湧き水が流れなくなり、汚れた川が関係者の方の努力により再生したということでした。
地域づくりは黙っていても誰がやってくれるものでないと改めて考えさせられた視察でした。
二日目は前日までの雨が嘘のように晴れ渡り、富士山が裾野から初冠雪した頂上まで見渡せました。
(大会の写真撮影用看板です)

(富士山の標高に因んだ3776運動の取組紹介ブース)

(沼津商業高校吹奏楽部の演奏)

(コンベンションホールの様子、木がふんだんに使われ森をイメージしていました)

(途中の浄蓮の滝)

(源兵衛川の様子)


(富士山、バス車中より)

歓迎セレモニーでは、地元の飛龍高校の和太鼓、沼津商業高校の吹奏楽部の素晴らしい演奏があり開幕しました。長年の功労により6名の方が農林水産大臣表彰、牛越大町市長さん以下16名の方に農林水産省振興局長表彰が贈呈されました。
土地改良と云うと施設整備のイメージが強い感じがしますが、展示されたパネルを見ると棚田の保全や歴史的なものを保存する様々な活動が行われていることを改めて学ばさせて頂きました。
二日目、源兵衛川の視察をしました。
源兵衛川は、富士山の伏流水が湧き出る小浜池を源としています。三島駅の直ぐ近くに流れており、近年、湧水が少なくなり渇水することもあったことから近くの民間会社が冷却用の温調水(おんちょうすい)として利用している湧き水を特別な配慮で流しているとのことで、地域の皆さんが協力して整備されて来たとの事です。
そうした取組が評価され、昨年11月8日に"世界かんがい施設遺産"に登録されたとのことでした。湧き水が流れなくなり、汚れた川が関係者の方の努力により再生したということでした。
地域づくりは黙っていても誰がやってくれるものでないと改めて考えさせられた視察でした。
二日目は前日までの雨が嘘のように晴れ渡り、富士山が裾野から初冠雪した頂上まで見渡せました。
(大会の写真撮影用看板です)

(富士山の標高に因んだ3776運動の取組紹介ブース)

(沼津商業高校吹奏楽部の演奏)

(コンベンションホールの様子、木がふんだんに使われ森をイメージしていました)

(途中の浄蓮の滝)

(源兵衛川の様子)


(富士山、バス車中より)

2017年10月25日
南部国道連絡会提言活動
昨日、上京し、南部国道連絡会による提言活動をしました。この連絡会は木曽、上伊那そして下伊那の3地域で構成する団体で、管内の国道の改善を国、国会議員に意見交換を通じて要望しています。
木曽は南北を国道19号、東西に伸びる国道としては北に伊那と木曽を繋げる国道361号、南には飯田と南木曽を結ぶ国道256号の3路線があるのは皆様ご承知の通りです。
国道19号は、バイパスが整備され、かつてのように市街地を車が走ることが無くなりました。また、木曽川右岸道路も確実に延伸して来ており、いざとういう時の国道を補完する役割を果たして来ております。また、管外ではありますが塩尻の桜沢のトンネルもつい先日着工となり、木曽の大動脈である19号は着々と整備されて来ております。
今年度は、木祖村の交差点の拡幅工事、当町では
JRと交差する笹沢地籍の歩道整備が予定されています。先日、飯田国道事務所にお聞きすると地質調査をするとのことでJRと整った事で、来年度工事に着工するとのでした。最近、歩いて木曽路往来する方も多く事故も心配される事から一刻も早い完成が待たれます。
下伊那においては、リニア新幹線完成に伴う周辺整備が強く要望されておりました。また南木曽町もアクセスとして256号の改善が要望され[ました。
皆さん、それぞれ熱い気持ちを込めての提言活動でした。当選したばかりの後藤、宮下衆議院議員に宮島参議院議員の3名の国会議員とも率直な意見交換が出来ました。
(提言前の団結を確認する集会)

(国土交通省への提言)

木曽は南北を国道19号、東西に伸びる国道としては北に伊那と木曽を繋げる国道361号、南には飯田と南木曽を結ぶ国道256号の3路線があるのは皆様ご承知の通りです。
国道19号は、バイパスが整備され、かつてのように市街地を車が走ることが無くなりました。また、木曽川右岸道路も確実に延伸して来ており、いざとういう時の国道を補完する役割を果たして来ております。また、管外ではありますが塩尻の桜沢のトンネルもつい先日着工となり、木曽の大動脈である19号は着々と整備されて来ております。
今年度は、木祖村の交差点の拡幅工事、当町では
JRと交差する笹沢地籍の歩道整備が予定されています。先日、飯田国道事務所にお聞きすると地質調査をするとのことでJRと整った事で、来年度工事に着工するとのでした。最近、歩いて木曽路往来する方も多く事故も心配される事から一刻も早い完成が待たれます。
下伊那においては、リニア新幹線完成に伴う周辺整備が強く要望されておりました。また南木曽町もアクセスとして256号の改善が要望され[ました。
皆さん、それぞれ熱い気持ちを込めての提言活動でした。当選したばかりの後藤、宮下衆議院議員に宮島参議院議員の3名の国会議員とも率直な意見交換が出来ました。
(提言前の団結を確認する集会)

(国土交通省への提言)

2017年10月24日
冬をもたらす台風?
台風21号が列島に深い傷跡を残して去りました。当初、戦後、最も犠牲者を出した伊勢湾台風に似たコースで勢力も劣らないという報道であったので相当の警戒をしましたが、木曽地方は降雨がそれほどではなかったため、被害は風による倒木程度でした。
しかしながら、豪雨に見舞われた全国の他地域では土砂崩れなどで犠牲となられた方、家や田畑や収穫期を迎えた果実などに被害を受けられた方がおられます。心からご冥福をお祈り申し上げますとともに、お見舞いを申し上げます。
今回の台風の天気図を見ると、秋雨前線が伊勢湾台風の時と比べると東寄りにあったため、木曽地域には豪雨 による被害は無かったのではと、俄予報士の私は勝手に考えていますが、いつ当地域に起こってもおかしくない状況ではあります。
最近の天候は異常、と言われて久しい訳ですが、目を北に転ずると北海道は台風の影響で真冬並みの降雪とのこと。台風のエネルギーは暖かい海水温で蓄えるのですが、引き寄せられるように冬将軍が来てしまって日本に上でぶつかったということでしょうか?
何れにしてもこうした天気は記憶が無い。今朝、電車の中から御嶽山を見ると雪化粧をまとっていました。そういえば、つい先日まで夜中に徘徊していたうちの猫が全くというほど外出しなくなりました。季節を感じているのでしょうか?
それにしても、南の海上では熱帯低気圧が、また発生し今日にも台風になるとの事です。この時期は"後追い台風"になりやすいという事なので再び警戒が必要となるのでしょうか?注意しながらみていく必要があります。
本格的な紅葉前でしたので、まだ木曽の美しい紅葉は残っていてホッとしました。旅行を予定されている方は、是非早めに木曽の秋を楽しみにお越しいただけれと思います。
(台風が過ぎ去った後に残された路傍の落ち葉)

しかしながら、豪雨に見舞われた全国の他地域では土砂崩れなどで犠牲となられた方、家や田畑や収穫期を迎えた果実などに被害を受けられた方がおられます。心からご冥福をお祈り申し上げますとともに、お見舞いを申し上げます。
今回の台風の天気図を見ると、秋雨前線が伊勢湾台風の時と比べると東寄りにあったため、木曽地域には豪雨 による被害は無かったのではと、俄予報士の私は勝手に考えていますが、いつ当地域に起こってもおかしくない状況ではあります。
最近の天候は異常、と言われて久しい訳ですが、目を北に転ずると北海道は台風の影響で真冬並みの降雪とのこと。台風のエネルギーは暖かい海水温で蓄えるのですが、引き寄せられるように冬将軍が来てしまって日本に上でぶつかったということでしょうか?
何れにしてもこうした天気は記憶が無い。今朝、電車の中から御嶽山を見ると雪化粧をまとっていました。そういえば、つい先日まで夜中に徘徊していたうちの猫が全くというほど外出しなくなりました。季節を感じているのでしょうか?
それにしても、南の海上では熱帯低気圧が、また発生し今日にも台風になるとの事です。この時期は"後追い台風"になりやすいという事なので再び警戒が必要となるのでしょうか?注意しながらみていく必要があります。
本格的な紅葉前でしたので、まだ木曽の美しい紅葉は残っていてホッとしました。旅行を予定されている方は、是非早めに木曽の秋を楽しみにお越しいただけれと思います。
(台風が過ぎ去った後に残された路傍の落ち葉)

2017年10月21日
木曽官材市売製品市
木曽官材市売協同組合で秋の製品市が開催されました。遡ること伊勢湾台風による大量の風倒木を出したことから始まって50年近くの年数が経過するという歴史のある市です。
最盛期には月に2回も開かれたこともあるとのことです。天然ヒノキの産出がほとんどなくなる中で、人工林のヒノキも伐りだされるようにもなりました。
また、戦後に植えられたカラマツも育って来て「信州プレミアムカラマツ」と銘打って25日に初めての出荷で売り出すとの事です。ヒノキの良さは云うまでもありませんが、カラマツも色合いが飴色の何とも云えない風情があります。
いずれも大事に育てて来た材であり、愛されて使って貰いたいものです。その結果として需要が伸びて生産意欲の高まる取引となって欲しいものです。
その関係者の中で面白い話しを耳にしました。来年、日中韓の林業関係者の会議が開催されるとの事で、韓国ではヒノキが大変人気だそうです。「何故?」とお聞きしたら、癒し効果が学業に大変役に立つとの事で、有名大学に入った親御さんがテレビで喋ったところ、総ヒノキで子供部屋を作る家庭が急増しているとの事でした。
低迷する木材需要ですが、将来的には外国にも目を向けながら売っていく時代が来るのかもしれません。
(野村理事長さんの挨拶)

(年間高額購入者への感謝状贈呈)

(信州プレミアムカラマツのPR用幟)

最盛期には月に2回も開かれたこともあるとのことです。天然ヒノキの産出がほとんどなくなる中で、人工林のヒノキも伐りだされるようにもなりました。
また、戦後に植えられたカラマツも育って来て「信州プレミアムカラマツ」と銘打って25日に初めての出荷で売り出すとの事です。ヒノキの良さは云うまでもありませんが、カラマツも色合いが飴色の何とも云えない風情があります。
いずれも大事に育てて来た材であり、愛されて使って貰いたいものです。その結果として需要が伸びて生産意欲の高まる取引となって欲しいものです。
その関係者の中で面白い話しを耳にしました。来年、日中韓の林業関係者の会議が開催されるとの事で、韓国ではヒノキが大変人気だそうです。「何故?」とお聞きしたら、癒し効果が学業に大変役に立つとの事で、有名大学に入った親御さんがテレビで喋ったところ、総ヒノキで子供部屋を作る家庭が急増しているとの事でした。
低迷する木材需要ですが、将来的には外国にも目を向けながら売っていく時代が来るのかもしれません。
(野村理事長さんの挨拶)

(年間高額購入者への感謝状贈呈)

(信州プレミアムカラマツのPR用幟)

2017年10月20日
小学校音楽発表会
上松小学校の音楽学習発表会が開催され出席しました。合唱や合奏だけでなく、オペレッタのような表現もあり楽しい会でした。
演奏や歌が終わるとホッとした雰囲気で降段して来る子供たちの笑顔が練習に取り組んだ証なのかもしれません。また、子供たちの緊張感をほぐそうとしている先生が逆に緊張しているのが手に取るように分かり、和む雰囲気を醸し出していました。
先生方の歌声も素晴らしいもので「想い出がいっぱい」"大人の階段上る〜♭♭"という歌詞ですが、その中で、先生方のご幼少のみぎりから学生時代、そして現在に至る姿をスクリーンに映し出されたものは必見もので、子供たちだけでなく来場されていた保護者、ご家族、地域の皆さんも歓声(笑い⁈)を上げていました。
(楽器が出番を待っています)

(先生方の合唱、素晴らしい歌声でした)

(最後に子供たち、先生方全員で「ふるさと」を歌って終わり)

演奏や歌が終わるとホッとした雰囲気で降段して来る子供たちの笑顔が練習に取り組んだ証なのかもしれません。また、子供たちの緊張感をほぐそうとしている先生が逆に緊張しているのが手に取るように分かり、和む雰囲気を醸し出していました。
先生方の歌声も素晴らしいもので「想い出がいっぱい」"大人の階段上る〜♭♭"という歌詞ですが、その中で、先生方のご幼少のみぎりから学生時代、そして現在に至る姿をスクリーンに映し出されたものは必見もので、子供たちだけでなく来場されていた保護者、ご家族、地域の皆さんも歓声(笑い⁈)を上げていました。
(楽器が出番を待っています)

(先生方の合唱、素晴らしい歌声でした)

(最後に子供たち、先生方全員で「ふるさと」を歌って終わり)

2017年10月17日
木曽南部土砂防災ネットワーク議員連盟総会•講演会
昨日、上松町、南木曽町、大桑村、王滝村の議員の皆さんで構成する木曽南部土砂防災ネットワーク議連の総会、講演会が開催されました。
最近の豪雨災害は、今までも何度か取り上げてきましたが、私たちがかつて経験してきたことをはるかに超えてきています。今年に入ってからも、7月の九州北部、秋田など全国各地で起こり猛威をふるっている現実があります。
このネット議連は上松、南木曽、大桑の3町村の正会員に準会員の王滝村を加えて、4町村で構成されており、砂防の整備推進について国等へ主に陳情要望活動をしています。議員がこうした活動をしているのは全国的にも四国と木曽の二つだけとのことです。
直接的に防災に携わる行政と地域住民の声を代表する議会が両輪となって要望して行くことは、地域の安全・安心を図って行く上で大きな力となって行くものと思います。
以前は、自然との調和や多額の経費を要することから砂防は箱物行政の象徴のように捉える向きも多かったという事ですが、最近の事象からその必要性に関心が高まってきているとのことで、時代の移り変わりも感じました。
異常気象の要因は、地球温暖化と言われてます。その対策は国レベルでの協調もあり、時間は要すると思いますが、待ったなしであり、また、砂防などのハード面での整備も急がなければなりません。
来月には、私どもも国への要望活動が予定されていますが、こうした活動が実を結ぶためにも地域住民の皆さんのご理解が必要と思いました。
(会場の様子)

(宮島喜文参議院議員の来賓挨拶)

(綱川多治見砂防国道事務所長の講演です。過去に木曽で発生した災害時の天気図も取り入れた講話でした。)

最近の豪雨災害は、今までも何度か取り上げてきましたが、私たちがかつて経験してきたことをはるかに超えてきています。今年に入ってからも、7月の九州北部、秋田など全国各地で起こり猛威をふるっている現実があります。
このネット議連は上松、南木曽、大桑の3町村の正会員に準会員の王滝村を加えて、4町村で構成されており、砂防の整備推進について国等へ主に陳情要望活動をしています。議員がこうした活動をしているのは全国的にも四国と木曽の二つだけとのことです。
直接的に防災に携わる行政と地域住民の声を代表する議会が両輪となって要望して行くことは、地域の安全・安心を図って行く上で大きな力となって行くものと思います。
以前は、自然との調和や多額の経費を要することから砂防は箱物行政の象徴のように捉える向きも多かったという事ですが、最近の事象からその必要性に関心が高まってきているとのことで、時代の移り変わりも感じました。
異常気象の要因は、地球温暖化と言われてます。その対策は国レベルでの協調もあり、時間は要すると思いますが、待ったなしであり、また、砂防などのハード面での整備も急がなければなりません。
来月には、私どもも国への要望活動が予定されていますが、こうした活動が実を結ぶためにも地域住民の皆さんのご理解が必要と思いました。
(会場の様子)

(宮島喜文参議院議員の来賓挨拶)

(綱川多治見砂防国道事務所長の講演です。過去に木曽で発生した災害時の天気図も取り入れた講話でした。)

2017年10月15日
那智勝浦町訪問(その3)
那智大社創建1700年祭に参列させて頂きました。初めて聞いた時に1700年?というのが正直な思いでした。
「仏教伝来が538年だから・・」などと計算し、それより古いことは確かなどと訳の分からない納得をしての参列でしたが、県知事も参列するなど多くの方々が参列され、厳かな雰囲気の中で執り行われました。
遠く京都からも通じるという熊野古道がある那智の地はいろいろな伝承も多く、車社会となった今は非常に遠く感じますが、実は人間の脚で行き交えば意外と近いものであったものと思います。
(参列した皆さん、社殿の外にも沢山おられました)

(神仏習合の地として残っている貴重な場所です。こちら側、那智大社、向こう側が青岸渡寺)

(巨木が圧倒的に迫って来ます。大門坂入口の夫婦松)

(石畳が連なる大門坂)

「仏教伝来が538年だから・・」などと計算し、それより古いことは確かなどと訳の分からない納得をしての参列でしたが、県知事も参列するなど多くの方々が参列され、厳かな雰囲気の中で執り行われました。
遠く京都からも通じるという熊野古道がある那智の地はいろいろな伝承も多く、車社会となった今は非常に遠く感じますが、実は人間の脚で行き交えば意外と近いものであったものと思います。
(参列した皆さん、社殿の外にも沢山おられました)

(神仏習合の地として残っている貴重な場所です。こちら側、那智大社、向こう側が青岸渡寺)

(巨木が圧倒的に迫って来ます。大門坂入口の夫婦松)

(石畳が連なる大門坂)
