2017年10月21日

木曽官材市売製品市

木曽官材市売協同組合で秋の製品市が開催されました。遡ること伊勢湾台風による大量の風倒木を出したことから始まって50年近くの年数が経過するという歴史のある市です。

最盛期には月に2回も開かれたこともあるとのことです。天然ヒノキの産出がほとんどなくなる中で、人工林のヒノキも伐りだされるようにもなりました。

また、戦後に植えられたカラマツも育って来て「信州プレミアムカラマツ」と銘打って25日に初めての出荷で売り出すとの事です。ヒノキの良さは云うまでもありませんが、カラマツも色合いが飴色の何とも云えない風情があります。

いずれも大事に育てて来た材であり、愛されて使って貰いたいものです。その結果として需要が伸びて生産意欲の高まる取引となって欲しいものです。

その関係者の中で面白い話しを耳にしました。来年、日中韓の林業関係者の会議が開催されるとの事で、韓国ではヒノキが大変人気だそうです。「何故?」とお聞きしたら、癒し効果が学業に大変役に立つとの事で、有名大学に入った親御さんがテレビで喋ったところ、総ヒノキで子供部屋を作る家庭が急増しているとの事でした。

低迷する木材需要ですが、将来的には外国にも目を向けながら売っていく時代が来るのかもしれません。

(野村理事長さんの挨拶)



(年間高額購入者への感謝状贈呈)



(信州プレミアムカラマツのPR用幟)




  
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Posted by 大屋誠 at 09:58Comments(0)上松町