2017年11月28日

災害復旧促進全国大会開催

災害復旧促進全国大会が東京新霞が関ビルで開催されました。地震、豪雨、噴火など毎年どこかで自然災害が起きており、今年も7月の九州北部、秋田で起こった豪雨災害はまだ記憶に新しいところです。

大会では被災地の4首長さんから意見発表として現状の復旧状況について報告がありました。この7月の豪雨災害の被災地からは秋田県大仙市、福岡県朝倉市、大分県日田市の3市、昨年4月の熊本地震の被災地の熊本県南阿蘇村です。

近年、災害を受けたことのある大仙市は、早め早めに対応したことから人的被害は無かったとの事で、「空振りでも良いと思って判断することが重要」ということでした。家屋や農地などへの被害は大きかったものの住民の意識も高く人的被害に繋がらなかったという報告がありました。

また、朝倉市では早めに対応したものの線状降雨帯がもたらした雨が連続で700ミリを超えるという尋常ではなく、36名が亡くなられ、未だに5名の方が行方不明との事でした。そして今でも行方不明者の捜索活動が続いているとの事です。復旧から復興に向けて努力しているが、マンパワー不足から他市町村、県・国からの支援を受けて務めているとのことでした。
(朝倉市の捜索活動の様子)


(3つの反省と課題)


  
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Posted by 大屋誠 at 09:27Comments(0)上松町

2017年11月25日

寒くなって来ました。(防火懇談会開催)

昨夜、消防団幹部と連合防火会の皆さんが参加され、第47回防火懇談会が開催されました。
上松町は過去に何回も大火に見舞われており、その対策として組織された連合防火会という自治的な組織の存在は珍しいとお聞きしたことがあります。

防火会は、消防団と一緒に火の元点検や消化器更新の取りまとめ、消火栓の維持など地域と密接に繋がった活動をして頂いています。消防団と防火会連合会は"自らの地域は自ら守る"という地域の安心・安全を支える二つの柱です。

火の元点検を実施した状況などの説明の後、分団ごとに分かれて各地区における現状や課題、地区における消火栓訓練の状況、更には消防団への新入団員勧誘への対応など幅広い意見交換が行われました。

こうした地道な活動が住民の皆さんへの防火、防災意識の向上に繋がっているものと思います。

今日は、雪が舞う寒い一日でした。積もることは無かったものの、そう言えば、今年も早いもので来週には"師走"を迎えます。あと一ヶ月、無火災、無災害で、そして皆さんが健康で清々しい新しい年を迎えられますよう祈念します。

(分団ごとの意見交換の様子)



(寒いので、うちの猫もコタツで寝ています)






  
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Posted by 大屋誠 at 09:11Comments(0)上松町

2017年11月23日

みん・みんの会の皆様

木曽川の上・下流の縁で名古屋市を中心に活動している"みん・みんの会"の皆様に訪問していただきました。
皆さんは、日頃、家庭で使っている水が木曽川を始めとした上流域から流れてきており、水源域に関心を持って交流活動することで地域を元気にしていくことや子供達が自然と触れ合うことで健やかな成長に繋がっていくことを願って活動されているとのことでした。
私が「"みん・みんの会"ってネーミングは面白いですね」と尋ねると河崎共同代表さんが「下流域住民(みん)と上流域住民(みん)の"みん・みん"から付けました」と会の名前の由来を教えてくれました。

木曽においては、木祖村で大豆を作り、それを材料に味噌を作る、子供達を連れてきて水生昆虫の観察や自然体験のツアーを企画するなど活発な活動をされているとの事でした。

会の発足から来年で10年目を迎えるとのことですが、「上流は下流を思い、下流は上流に感謝する」の合言葉のとおりこれからも末長いお付き合いをお願いします。

行政だけでなく、この様に民間の皆様からの温かい励ましやご支援は必ずや地域再生に繋がって来るものと改めて感じさせて頂きました。

(皆さんとの記念写真です。)



(河崎共同代表[向かって左から二人目]の奥様は当町出身の方で、私がこのブログで何度も紹介した祭りの団体"上若連"の大先輩のご令嬢で、代表ご自身も祭りを何回も見に来て頂いているとのこと)


  
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Posted by 大屋誠 at 08:12Comments(0)上松町

2017年11月18日

上松町老人クラブ連合会開催

第49回上松町老人クラブ連合会大会がひのきの里総合文化センターで開催されました。来年は50回という節目になります。

"老人"というイメージ、私が幼い時に抱いていたものは縁側でくつろいで、孫の世話をしながらチョットした農作業を傍でやるというものがありましたが、最近は機械を使った仕事をキッチリこなし、そして時にはボランティア活動、仲間との飲み会など人生を楽しんでいる方が多くなってきたような気がします。

大会の席上でも話はありましたが、わが町の高齢化率が40%を超えた事については、全国的に見ても数字上ある意味致し方ないものが有ります。しかしながら、逆に考えるとき様々な人生経験や知識、そして技術を持っている方が多くいる地域であるという事と考えてみてはどうでしょうか。
全国的にみても人口減少が進行しており、それを一気に止める方法は難しいが、元気な地域とそうでない地域の違いは故郷"あげまつ"を誇りに思い、愛すべき地域にする事が必要と挨拶を致しました。

また、"高齢者"或いは"老人"と言う言葉に代えて、もっと違う言葉で現代風に言い表し、皆さんが活躍できる社会とならないのかと考え"好齢者"と言う言葉を提案しました。「私はいい言葉と思いましたが、念のためにインターネットで引いたところ、既に栃木県小山市で使われていました。同じ事を提案する人がいるんですね」という蛇足も加えてお話しさせて頂きました。

加齢による身体的な衰えは誰にでも来るものであり、避けることは出来ませんが、それは昔当たり前の事の様に出来なくなったという事、そのギャップに自分がついていけない事だと思います。

今の自分にあった事、出来ることをするという風に考えれば、悲観することもない「そんなもの」と受け入れることも出来るのではないでしょうか。

会員の皆さんが益々お元気で活躍されます事を祈念申し上げます。

(長年の功労により5名の皆様、2団体の方が表彰されました。これからも益々お元気でご活躍ください。)



(お祝いの挨拶させていただきました)



  
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Posted by 大屋誠 at 18:16Comments(0)上松町

2017年11月17日

二つの水に関する全国大会

昨日は"全国浄化槽市町村協議会通常総会"、本日は、"簡易水道整備促進大会"と二つの『水』に関わる総会、大会が東京であり参加いたしました。

上松を始め木曽、長野県の全ての地域は上流域、水源域に当たります。私たちは森林に育まれた綺麗な水を使わさせていただいております。その水を下流域の皆さんにも使っていただくという循環型の社会づくりが求められています。

私も勉強の為と思って参加しましたが、全国で公共下水も含め、1230万人が浄化槽を利用できていないということや浄化槽が地震に強いという事などを教えて頂きました。
また、し尿のみの単独浄化槽から家庭排水も合わせて行う合併浄化槽への移行を進めているものの、生活上必要性をあまり感じない事からなかなか進まないとの状況の説明もあり、環境を守っていくことの難しさを改めて知りました。

一昨日、町の建設協会の皆さんとの話の中で浄化槽整備を進める上でネックとなっていることへの支援の要望も出ていました。行政としてどのような方法が効果的であるのか研究していく必要があるものと考えます。

また、簡易水道整備については、整備から相当年数が経過してきているものもあることから、改修等の対応も喫緊の課題であり、その整備に向けた予算確保も求められています。

「水」は私たちが生きていく上で必要不可欠なものであり、消防や災害時にも一番に必要となってくるものです。水の有り難みを感じさせてくれる二日間の大会でした。

(全国浄化槽推進市町村協議会の様子)



(第62回簡易水道整備促進全国大会の様子)


  
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Posted by 大屋誠 at 21:47Comments(0)

2017年11月12日

閑話休題(馬籠〜妻籠ウオーキング)

今日は、中津川市馬籠から南木曽町妻籠まで、県職員OBの先輩の皆さんとウオーキングしました。

中津川駅まではJR利用で、その後、バスで馬籠まで移動し、馬籠からいよいよウオーキング開始です。雲一つない秋空の下、少し汗ばむくらいの気持ちいいスタートです。

秋の最後の行楽シーズンの週末ということで、歩く方も多くいらっしゃいましたが、とにかく、外国から見えられた方がたくさん歩いていました。「こんにちは」と声を掛けると皆さんも気さくに応えてくれました。

私達は、約9キロの道のりを3時間弱をかけてユックリと歩きました。しかしながら、途中でエネルギーを貯める水を私も含め飲まれた方もおり、楽しい話に弾みながらも一人の脱落者もなく、無事ゴール地点の妻籠第一駐車場に到着しました。

私も約40年ぶりに同じ区間でのウオーキングでしたが、変わらない風情に木曽の魅力を感じました。

(出発地点の中津川駅)



(馬籠の出発地点です)



(途中で紅葉が迎えてくれます)



(高札場の奉行からのお触れ、火事に関するものが多かったです)



(県境の標識です。以前は同じ長野県でした。感慨深いものが有ります)



(男滝、女滝が迎えてくれました。女滝です。)



(男滝です)



(妻籠宿入り口の紅葉はひと際鮮やかでした。)








  
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Posted by 大屋誠 at 17:22Comments(0)プライベート

2017年11月11日

木曽病院祭

今日は、秋の肌寒い1日でした。その様な天候でしたが、木曽町において恒例の木曽病院祭が開催されましたので、昔の懐かしい仲間の皆さんにお会いするのを楽しみに出かけました。

今年で24回を迎える病院祭ですが、以前と比べると家族連れで小さなお子さんが増えて来ている様な気がしました。病院職員が実行委員会を作り、年々工夫を重ねてきており、まさに手作り感溢れる病院祭です。

初めて木曽病院勤務になった時に病院で"祭って?"と開催の意義が正直分からなかった私、恥ずかしい限りです。当時の小口院長さんの先見の明には脱帽です。
この祭を通じて開かれた病院を創っていくことは地域の皆さんに病院の実情を知っていただく、関心を持っていただくと同時に職員にとっても自分たちの立ち位置を改めて知ることに繋がり、地域医療を"支え、支えられている"ことに繋がっている事が実感出来るイベントではないでしょうか。

木曽病院の抱えている課題は、全国の地域病院が抱えているものですが、この地域の医療は木曽病院で支えられていることは間違いないものであります。
厳しい環境の中で医師、看護師、検査技師や薬剤師、放射線技師などのコメディカルの職員、そして円滑な運営で支えている事務職員、毎日、清潔な環境を維持している委託の皆さんなど全ての皆さんに感謝です。

これからもしっかりと地域医療を支えて下さい。私もサポーターとして、利用者としてお世話になります。

(正面玄関の様子、広域消防の皆さんも協力し消防車が出動)



(正面玄関で未来のナース、木曽看護専門学校の学生さんが受付けてました)






  
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Posted by 大屋誠 at 17:19Comments(0)プライベート

2017年11月09日

"道"に係る提言活動、大会

7〜8日にかけての2日間、国道等の整備について国や国会議員に対しての提言活動や大会が行われ東京に出張いたしました。

国道などの"道"は日常では人と人を繋ぐ「人流」、物を運び経済活動を支える「物流」そして観光産業の発展に大きな役割を果たすなど私達の生活を支えております。また、災害時など、いざという時には、復旧、復興の大きな鍵を握るインフラでもあります。

木曽地域では、郡民の悲願である木曽川右岸道路は着実に延伸して来ていますが、予想されている東海、東南海大地震の事や昨今の豪雨災害の事を考えれば一刻も早く竣工して頂きたいと県県、国等に要望活動を行なっているところです。

また、リニア新幹線開通に伴う256号の整備、飛騨との広域観光を考える上での361号の整備も木曽地域にとっても大きな課題です。一刻も早い整備について、これからも市町村長さんとともに、提言、要望に取り組んでまいります。

そして、私は病院勤務の経験から安心・安全を支える上で国道19号線を早期にダブルネットワーク化して行く必要性を強く感じております。木曽南部は右岸道路の整備が進捗しておりますが、北部になると迂回路が無い所が(正確には有ってもバイパスとして機能しない)有ります。

木曽病院は、医師の不足により、他地域との広域連携により命を繋いでおります。現在、脳外科、循環器科など緊急性が求められる診療科は伊那中央病院、相澤病院、信大病院などと連携しておりますが、災害時など19号線のこの脆弱な部分で被害が発生すると全く機能しなくなる可能性が有ります。これは通常時においても、交通事故など長時間の交通止めがあった場合も同様で、実際にそうした事例も有りました。

患者の搬送にはヘリコプターも有りますが、夜間や悪天候の場合は機能しなくなります。そうした現状を考えると一刻も早い事業化が求められます。

そうした現状を木曽地域住民の声として届けて行く必要があるものと思いますので、県、国、国会議員に提言してまいりたいと思います。

(中部国道連絡会における木曽地域の提言活動)






  
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Posted by 大屋誠 at 11:40Comments(0)上松町

2017年11月09日

木曽高齢者作品展開催

東京出張のため、少し話題が遅くなりましたが、毎年恒例となっている木曽高齢者作品展が、7日から、ひのきの里総合文化センターで開催されました。
初日のオープニングセレモニーには出席したかったのですが、どうしても都合がつかなかっため準備をしている様子を拝見させて頂きました。

私も地方事務所の勤務の折にこの作品展の担当として携わった事もあり、都合がつけば鑑賞させていただいております。

毎年、素晴らしい作品が多く、円熟した表現を見るにつけ、本当に素晴らしい作品の数々の魅力に惹きつけられます。

自分もそうした生き方したいといつも勇気を頂いています。私が作品を見ていていると後ろから「町長さんは何やるんかい?」と私が一番恐れていたことを聞かれました。「イヤ〜〜字も"ハジ"しか書けませんから」といつもの様に答えます。「忙しいからしょうがないよな〜」とフォローして頂きましたが、就任前の時間があった時にも出展された皆さんの様な充実した日々を送っておけば一般枠で出展できたのかもしれませんが。
以下、まだ準備段階でしたが作品のいくつかご紹介します。








  
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Posted by 大屋誠 at 10:51Comments(0)上松町

2017年11月06日

豊明祭り

昨日、木曽川上下流の縁で平成15年から友好自治体としてお付き合いをさせて頂いている豊明市に行って参りました。

晴天の下、太鼓や踊り、ダンスなど切れ目なく市民の皆さんが日頃の練習の成果を発揮されていました。豊明市の皆さんとは行政や議会だけでなく、市民、町民レベルでの交流も盛んです。

市民の皆さんには、今年だけで森林整備や椎茸の菌付けの体験、バレーボールを通じての交流などで来訪して頂いています。

私自身、以前、愛知県の無形文化財に指定されている"大脇の梯子獅子"を相互交流の一環として見させて頂いたことが有り、若者が演じる素晴らしい芸としっかりと伝統的なものを受け継いでいると感動しました。

メイン会場の他にも、いくつかに会場は分かれていましたが、名古屋など周辺の方も参加し、皆さん楽しそうに秋の祭りを楽しまれていました。

また、豊明は"織田信長"と"今川義元"が戦った「桶狭間の戦」があったということで、それを記念して6月には<古戦場祭り>が行われているとの事です。

そこで使われている甲冑を作っている甲冑同好会の皆さんから立派な鎧具足一式を寄贈して頂きました。作り始めてから数ヶ月を要するという手間のかかる立派なものです。
小学5年生くらいの子どもならば丁度良い大きさとの事、私が「着ることができないのか〜!」と残念がっていると、同好会の皆さんの好意で中村議長さんともども着させて頂きました。戦国武将の気分を充分楽しませて頂きました。最近は、サムライ=武将の気分を味わいたいのは日本人だけでなく、外国から見える方にも人気だそうです。その場合、大きなサイズを用意しなければならないとお聞きしました。

頂きました甲冑には、上松町の町章が兜の前立に施されており、同好会の皆さんの心遣いが感じられました。小学生の誰かに実際に着てもらうか、皆さんにどこで見てもらうかなど現在検討中です。本当に有難うございました。
町からヒノキの木製額に入れた感謝状と先の伊勢神宮の斧入れ式で出た木片などをお土産として送らさせて頂きました。

豊明市とは昨年、災害時の応援協定を結びました人口に大きな違いも有りますが、そうした繋がりを通じてさらに交流を深めて行くことが出来るものと思います。

(和太鼓の皆さんが力強く演じられていました)



(小浮市長さんが可愛いお子さん連れで挨拶していました。祭りのムードが一層和やかな雰囲気に包まれました)



(ステージ上で議長さんともども紹介されました)



(中村議長さんともども戦国武将気分、だんだんその気分になります)





(マスコットキャラクターの"のぶなが君"が居ました。他にも"よしもと君"などもいました。)




  
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Posted by 大屋誠 at 20:56Comments(0)上松町