2017年10月31日

熊よけの鈴の贈呈

昨日、木曽郡防犯協会連絡会長として子供たちが熊に襲われることが無いようにと、木曽建設防犯協会の水本会長さんとともに、木曽郡学校長会に2団体合わせて100個の"熊よけ"用の鈴を贈呈しました。

贈呈するに当たって、「野生動物と人が暮らすエリアがボーダレス化してきている」というお話をさせて頂きました。
私が県職員として自然保護課に勤務していた10数年前に、小学生が襲われて大怪我を負うということが有りました。その折には全国から"熊には罪は無い、駆除しないで"というメールが多数寄せられたことを思い出しました。

私自身も熊に遭遇した事は3回ほど有りますが、うち2回が姿を実際に見ました。実際に見たときは向こうが素早く逃げて行きましたので事なきを得ました。しかしながら、姿が見えなかった時が一番怖い思いを致しました。
左に子犬のような「キャンキャン」という鳴き声、右に「 グ〜〜、グ〜〜」という地の底から響くような警戒の声が聞こえて来ました。"クマ!?"という事が一瞬で分かり、逆に私が大きな声で喋ると子犬の様な鳴き声が止み、地の底から響くような声も無くなりました。子連れの母子グマの間に入ってしまった戦慄の体験でした。

熊やサルなど野生の動物は山の実りが少ない年は子どもを産まない、いわゆる受胎調整をすると云われています。しかしながら、最近は、人が作った物(高カロリー)の餌の味を覚えた事からそうした習性も薄れて来ているのでしょうか?
熊もサルも非常に学習能力が高く一旦覚えると、子供や群れに伝えて行くと言われます。頻繁に人のエリアに入って来て、人への危害を加える恐れがある時は生活を守るための手段を取ることもやむ得ない事を棲息していない地域の方などに理解を得ていく必要もあります。

(私の熊よけ用鈴、高く響く音が有効だそうです。)
熊よけの鈴の贈呈







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Posted by 大屋誠 at 09:45│Comments(0)上松町
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