2025年03月09日

上松技術専門校『ひのきの里の技能祭』

 6日、上松技術専門校の最大行事である「ひのきの里の技能祭」が行われました。例年ですと9時少し前くらいに着くのですが、10時過ぎの到着となってしまいました。
 道路から駐車場への整理は町の交通安全協会の皆さんがボランティアで出ていましたが、臨時駐車場も含めすでに満杯状態でした。
 先日、民放で将来の匠を目指す技専のニュースが流れましたので、校長先生と今年は人出が大変じゃないかと話していましたが、その予想を上回る盛況でした。
 実習棟に入ると御神木祭をPRする写真も掲示されていました。
△PR幟旗と写真
上松技術専門校『ひのきの里の技能祭』


 自分の削り箸を作るコーナーでは、始めてカンナを持つであろう子どもや女性がトライしていました。
△削り箸作成コーナーの様子
上松技術専門校『ひのきの里の技能祭』


 展示と即売が行われている体育館に入ると、見学の人と絶対に手に入れたいとする人で溢れていました。
△体育館の様子
上松技術専門校『ひのきの里の技能祭』


 写真の位置では少ないような気がしますが、大型の作品展示品コーナーの場所は人数が入れません。写真撮った私の後ろ側は抽選を待つ人で一杯でした。
 今年は作品点数は約300点弱と例年と比べれば少ないとの話でしたが、購入したいと思って毎年来訪した方も何年も当たったことがないという方もいるようです。
 技能祭らしくカンナや鋸など道具を売るお店も出ていたり、コーナーやスープなどの温かい飲み物もありました。
△道具を売っているお店
上松技術専門校『ひのきの里の技能祭』


 道具を売っている方は、自分で木工をやりながら道具も売っているとの事で、私が校長の時の学生さんでした。
 来校した人数は、私は最後まで居なかったので分かりませんが、過去最高に近い人数だったのではないでしょうか。
 帰り際にアメリカ出身で日本人の奥様とご結婚された方とお話しをお聞きすることができました。彼は卒業後は中国地方の宮大工に修行に行くとの事でした。奥様は名古屋で仕事をしているので、技専校の一年間は新婚で別居生活だったそうですが、これからも少しの間は別居生活で新婚を楽しむそうです。
 最後に「技専校の寮生活はどうでしたか?」とお聞きすると、「寮!!最高!!」と雄叫びに近い声で感激して話していました。
 13日には修了式が終わり、それぞれの道を歩み出しますが、先輩もいない、後輩もいない、歳も親子ほど違う中での技専の生活はかけがえのないものと思います。


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Posted by 大屋誠 at 18:05│Comments(0)上松町
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