2021年12月09日

熊本農業調査紀行(2日目)

 熊本二日目の新幹線の待ち合わせ時間を利用して熊本城を視察しました。5年前の熊本地震からの復興の現状を見るためでもありますが、私自身としては、凡そ40年ぶりの熊本城でした。天守閣の様子はほぼ以前と同じ外観でしたが、二の丸から一歩足を踏み入れると石垣積みが至るところで崩れていました。
 熊本城の天守閣は明治の西南戦争より以前に火災で消失し、昭和35年に鉄筋コンクリートで再建されております、石積みが国の特別史跡に指定されています。
△こんな様子です。ボランティアの方に伺うと石の一つひとつにNo.を入れて慎重に再建していくとのことでしたが、大変な作業です。熊本城は市民にとって復興のシンボルであることを改めて知った気がします。




△昭和35年に再建された天守はその威容を見せていました。12月というのに多くの修学旅行生が見学に来ていました。


 熊本城は幾度となく地震に見舞われ、水害にも度々襲われているとの事で、歴史的な学習に加え、防災教育の面でも生きた素材となっているんだと感じました。
△天守閣からは遠く阿蘇中岳が噴煙を上げている様子が見えました。


 参勤交代の紹介があり何気なく見ていると、大名行列が通過したルートに中山道があり、そこに木曽街道の記述がありました。今でも本当に遠いのに昔は木曽も通過していたのかと感慨深いものがありました。
△その参勤ルートを紹介した絵です。拡大すると名古屋の上あたりに木曽街道とありました。



  
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Posted by 大屋誠 at 14:30Comments(0)上松町

2021年12月09日

熊本農業調査紀行(1日目)

 農業先進地の視察のため、名古屋から空路熊本入りしました。約30年ぶりに双発の飛行機に乗りましたが、時折り揺れる緊張感もあり楽しい空の旅となりました。
 約1時間30分で阿蘇熊本空港に着きましたが、九州は暖かいという思い込みで当日の気温は木曽とあまり変わらない感じでした。
△お世話になったANA機


 今回の先進地調査は畜産についての現状と課題について把握するためでしたが、近辺の畜産農場が軒並み“豚熱”のため立ち入り禁止となっており、どうにか九州熊本で受け入れてくれるところがあり、そこの農場と所在地の阿蘇小国町への聴き取り調査です。
 詳細はこれからまとめる事となりますが、生のお話しを聞けてとても参考になりました。
△新型コロナ対策と同じ様に防護服を着用しての調査です。青い服着ているのが石渕大和(やまと)社長さんです。44歳の気鋭の社長さんです。


△場内の様子です。





 小国町の渡邊町長さんほか担当者の皆さんにも貴重なご意見、そして率直に問題に取り組んでいる様子を伺わせて頂きました。
 調査の詳細は今後まとめますが、熊本に来て感じたことは、日田に代表される杉の産地ですが、どの山も森林整備されていることに驚きました。また、九重連山の台上には風力、太陽光など自然再生エネルギーへの取り組みが盛んだということがよくわかる光景が広がっていました。

  
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Posted by 大屋誠 at 14:09Comments(0)上松町

2021年12月09日

防衛白書を受領

 12月に入り何かと慌ただしくなって来ました。新型コロナ感染症が新たなオミクロン株による急速な感染流行が懸念されています。また、先日木曽地域でも震度3の地震が起き、九州トカラ列島を始め、山梨、首都圏、東北と全国各地で地震が発生しています。暮れにも注意が必要です。
 ちょっと前に遡りますが、2日、防衛省の自衛隊長野地方協力本部の星川清美本部長さんが来庁され、防衛白書の説明を受けました。
 毎年、この説明を受けていますが、今年は宇宙への備えに対応する部隊が創設されたというのが目新しいというか、そんな時代になったのかと思いで説明を受けました。
 また、中国の軍事力強化と度重なる我が国近辺への侵犯などので実態について説明を受けましたが、沖縄本島と石垣島の間に横切る形で頻繁に侵入していることを聞き改めて考えさせられました。
 「皆さんも毎日緊張で大変ですが、政府は本当に外交をしっかりやらなけれならないですね」などと感想を述べながら懇談しました。
 自衛隊は頻発する自然災害にも緊迫した災害現場に出動しています。人命にかかる捜索活動など本当に頭が下がる思いです。
 星川さんから「今年は上松町から2名の方に入っていただきました。毎年1〜2人の方がコンスタントに入っていただいており感謝いたします」との話がありました。
 その話をお聞きし、町出身ので若い自衛官が元気に、無事に職務を執行してもらいたいと願いました。
△星川さんと


  
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Posted by 大屋誠 at 09:28Comments(0)上松町